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日本で唯一!国立の劇場を所属!新国立劇場バレエ団について知ろう

日本で唯一、公演のための専用劇場を持つバレエ団である新国立劇場バレエ団。

日本を代表するバレエ団の一つとなっています。

今回は、新国立劇場についてやバレエ団について詳しく紹介します。

日本の有名なバレエ団について知りたい方はチェックしてみてくださいね!

新国立劇場について

新国立劇場は1997年に開場した、東京都渋谷区本町一丁目にある劇場です。

主にオペラ、バレエ、現代舞踊、演劇の公演が行われています。

オペラ劇場、中劇場、小劇場と3つの劇場からなり、一番大きいオペラ劇場では、にオペラとバレエの公演が行われており最大120人の奏者が入ることができるオーケストラピットが常設されています。

特別録音のテープを使用しての公演も稀にありますが、ほとんどはオーケストラによる生演奏です。

まさに日本を代表する劇場といえるでしょう。

公式HP 新国立劇場

新国立劇場バレエ団について

新国立劇場を専属劇場とするバレエ団です。

日本の文化政策の一環として活動している日本を代表するバレエ団で、日本全国から優秀なダンサーが揃っています。

2020年からは長年、英国でプリンシパルダンサーとして活躍した吉田都さんを芸術監督に迎え、さらなる飛躍が期待されています。

古典バレエのみならず「アラジン」や「不思議の国のアリス」といった他のバレエ団では見ることができない演目を上演するなど、人気の高いバレエ団の1つです。

公式HP 新国立劇場バレエ団

新国立劇場バレエ団のダンサー

現在、新国立劇場バレエ団の※プリンシパルは女性が4名、男性が5名の9人となっています。

特に主人公や重要な役を踊ることが多いプリンシパルの女性ダンサー2名と男性ダンサー2名について紹介します。

※プリンシパルはバレエ団の中で主役を踊るダンサーを意味します。

新国立劇場バレエ団プリンシパル《女性ダンサー》

新国立劇場バレエ団でプリンシパルを務める女性ダンサー、小野絢子さんと米沢 唯さんについて詳しく紹介します。

  • 小野絢子さん

2007年新国立劇場バレエ団にソリストとして入団。

入団直後に、ビントレー『アラジン』の主役に抜擢され成功を収めました。

その後は『眠れる森の美女』『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『ラ·バヤデール』『ジゼル』、アシュトン『シンデレラ』、ビントレー『カルミナ·ブラーナ』『パゴダの王子』『シルヴィア』、プティ『こうもり』『コッペリア』、フォーキン『火の鳥』、ウィールドン『不思議の国のアリス』など数多くの作品で主役を踊りました。その後、2011年にプリンシパルに昇格しました。

  • 米沢 唯さん

2010年にソリストとして新国立劇場バレエ団に入団しました。

ビントレー『パゴダの王子』で初主役を務め、『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『ドン·キホーテ』『ジゼル』『火の鳥』『不思議の国のアリス』ほか数々の作品で主役を踊っています。

2013年にプリンシパルに昇格。

過去には04年全国舞踊コンクールジュニアの部第1位、04年ヴァルナ国際バレエコンクールジュニア部門第1位、05年世界バレエ&モダンダンスコンクール第3位、06年ジャクソン国際バレエコンクールシニア部門銅賞など国内外のコンクールでの受賞歴も多いです。

また、14年中川鋭之助賞、17年芸術選奨文部科学大臣新人賞、18年舞踊批評家協会新人賞、19年愛知県芸術文化選奨文化賞、20年芸術選奨文部科学大臣賞、橘秋子賞優秀賞、22年服部智恵子賞、23年中日文化賞受賞と多くの名誉ある賞も多く受賞しています。

新国立劇場バレエ団プリンシパル《男性ダンサー》

新国立劇場バレエ団でプリンシパルを務める男性ダンサー、福岡雄大さんと渡邊峻郁さんについて詳しく紹介します。

  • 福岡雄大さん

2009年新国立劇場バレエ団にソリストとして入団しました。

『ドン·キホーテ』『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『火の鳥』、バランシン『アポロ』、ビントレー『パゴダの王子』、ウィールドン『不思議の国のアリス』ほか数々の作品で主役を踊っています。

2012年にプリンシパルに昇格。

2011年中川鋭之助賞、13年舞踊批評家協会新人賞、18年芸術選奨文部科学大臣新人賞、23年芸術選奨文部科学大臣賞受賞など数多くの受賞歴があります。

  • 渡邊峻郁さん

2016年新国立劇場バレエ団にソリストとして入団しました。

『シンデレラ』で全幕主役デビューを果たします。

その後『ジゼル』『くるみ割り人形』『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『不思議の国のアリス』『ロメオとジュリエット』などで主役を踊り、2017年にファースト·ソリスト、19年にプリンシパルに昇格を果たしました。

新国立劇場バレエ団の主な上演演目

新国立劇場バレエ団では毎年3大バレエの他にも様々な演目が上演されています。

2022年から2024年までの上演演目を紹介します。

2022/2023シーズン

  • ジゼル(2022年10月21日[金]~10月30日[日])
  • くるみ割り人形(2022年12月23日[金]~2023年1月3日[火])
  • ニューイヤー・バレエ(2023年1月13日[金]~1月15日[日])
  • コッペリア(2023年2月23日[木・祝]~2月26日[日])
  • シェイクスピア・ダブルビル(2023年4月29日[土・祝]~5月6日[土])
  • 白鳥の湖(2023年6月10日[土]~6月18日[日])
  • こどものためのバレエ劇場 2023 エデュケーショナル・プログラム「白鳥の湖」(2023年6月10日[土]~6月18日[日])

2023/2024シーズン

  • ドン・キホーテ(2023年10月20日[金]~10月29日[日])
  • くるみ割り人形(2024年12月21日[土]~2025年1月5日[日])
  • ホフマン物語(2024年2月23日[金・祝]~2月25日[日])
  • ラ・バヤデール(2024年4月27日[土]~5月5日[日・祝])
  • アラジン(2024年6月14日[金]~6月23日[日])

2024/2025シーズン

  • 眠れる森の美女(2024年10月25日[金]~11月4日[月・休]
  • DANCE to the Future 2024(2024年11月29日[金]~12月1日[日])
  • くるみ割り人形(2024年12月21日[土]~2025年1月5日[日]
  • バレエ・コフレ(2025年3月14日[金]~3月16日[日])
  • Co.山田うん オバケッタ(2025年3月29[土]~3月30日[日])
  • ジゼル 2025年4月
  • 不思議の国のアリス(2025年6月12日[木]~6月24日[火]
  • Young NBJ GALA 2025(2025年7月12日[土]~7月13日[日])

毎年、クリスマスシーズンには3大バレエの一つである『くるみ割り人形』が上演され、子ども向けの作品も積極的に披露しています。

また、『アラジン』や『不思議の国のアリス』(2022年)といった新国立劇場オリジナルの作品もあり一年を通して、見どころの多いバレエ団です。

まとめ

日本中から優秀なバレエダンサーが集まっているだけあって常にレベルの高い舞台を上演している新国立劇場バレエ団。

劇場も本格的なので一度は観ておいて損のないバレエ団と言えるでしょう。

一年を通して質の高い公演を行っていますので、機会があれば足を運んでみてくださいね!

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