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何を踊る!?難易度人気ヴァリエーションランキングをチェックしよう!!

バレエの作品には多くのヴァリエーションがありますよね。

踊ってみたい、憧れのヴァリエーションはありますか?

ヴァリエーションは一人で踊るので、ヴァリエーションを踊ることを目標にレッスンを頑張っている方も多いでしょう。

ヴァリエーション選びは最初の重要なポイントとなります。

今回は難易度別の人気ヴァリエーションランキングとヴァリエーションを選ぶ際のポイントを紹介します。

何を踊るかヴァリエーション選びの参考にしてみてくださいね!!

【初級】ヴァリエーション人気ランキング

バレエシューズでヴァリエーションを初めて踊る場合や、トゥシューズを履いて初めてヴァリエーションを踊る際は初級レベルのヴァリエーションがおすすめです。

ヴァリエーション初心者が踊りやすい、初級レベルの人気バリエーションランキングを紹介します!

第1位『眠れる森の美女』よりフロリナ王女のヴァリエーション

フロリナ王女のヴァリエーションは『眠れる森の美女第3幕のオーロラ姫の結婚式をお祝いするキャラクターの一つとして登場します。

男性ダンサーのブルーバード(青い鳥)と共に登場することからフロリナ王女の振り付けには鳥を思わせるような振り付けが入っているのが特徴です。

衣装は青いチュチュを着ることが多く、初めてヴァリエーションを踊る方や、初めてコンクールに出場する方によく踊られているヴァリエーションとなっています。

第2位『ドン・キホーテ』よりキューピッドのヴァリエーション

キューピットのヴァリエーションは『ドン・キホーテ』第2幕2場のドン・キホーテの夢の場面で登場します。

愛の象徴であるキューピッドの踊りは無邪気で純粋なキャラクター。

軽快なジャンプや素早い足さばきが入った振り付けとなっています。

衣装は丈が短いジョーゼットが一般的でカラーはホワイト系やピンク系が多く、中にはカツラを被って踊る方も多いです。

難易度は初級となっていますが、いかに曲に乗れているかということが肝になるヴァリエーションでもあります。

第3位『白鳥の湖』よりパ・ド・トロワ第1バリエーション

パ・ド・トロワ第1バリエーションは『白鳥の湖』の第1幕でジークフリート王子の成人を祝うシーンに登場します。

王子の成人を祝うために招かれた3人が踊るパ・ド・トロワの中のヴァリエーションの1人なっています。

落ち着いたテンポで上品な踊りで、発表会やコンクールでも人気が高いです。

衣装はロマンティック・チュチュを着て踊るのが定番となっています。

【中級】ヴァリエーション人気ランキング

中級レベルのヴァリエーションは初級のヴァリエーションを1、2曲踊ったことがある方や中学生くらいの年齢層にも人気のものが多いです。

そんな中級レベルのヴァリエーション人気ランキングを紹介します!!

第1位『眠れる森の美女』第1幕よりオーロラ姫のバリエーション

『眠れる森の美女』第1幕オーロラ姫のヴァリエーションは第1幕2場でオーロラ姫の誕生日を祝うシーンで登場する踊りです。

このヴァリエーションはオーロラ姫に求婚するためにやって来た王子たちに向けた踊りです。

そのため、まわりに王子たちがいることを想像して踊ることで作品の雰囲気やキャラクターを表現できます。

衣装はピンク系やホワイト系のクラシックチュチュを着て踊ることが多いです。

第2位『アレルキナーダ』よりコロンビーヌのヴァリエーション

『アレルキナーダ』のヴァリエーションは手の使い方が特徴的で可愛い踊りですよね。

振付にはピルエットといったターン系のテクニックが多く登場します。

最近では小学校低学年の女の子はバレエシューズで踊るヴァリエーションとしても人気が高いです。

衣装はダイヤ柄が入ったパープルやレッド系のクラシック・チュチュに小さな三角の帽子をつけて踊ることが多いです。

第3位『パキータ』よりソリストのヴァリエーション

『パキータ』はヴァリエーションが多く登場する演目として知られていますが、中でもソリストのヴァリエーションは発表会やコンクールで人気があります。

特に『アルミードの館』という音楽が使われたソリストのヴァリエーションを目にする機会が多いです。

振り付けは大きな跳躍系のテクニックはなく、ターン系のコンビネーションもあまりありませんが、その分ポワントワークの正確さが重要なヴァリエーションとなっています。

衣装については特に決まりや定番がなく、クラシック・チュチュを着て踊られています。

【上級】ヴァリエーション人気ランキング

上級レベルのヴァリエーションはテクニックのみならず、役になりきる表現力も必要となり難易度が高いものが多いです。

そのため、コンクールでは高校生やシニア部門の方によく踊られています。

雰囲気も少し大人っぽいものが多い上級レベルの人気ヴァリエーションをランキングで紹介します。

第1位『エスメラルダ』よりエスメラルダのヴァリエーション

『エスメラルダ』はタンバリンを持って踊るということが、特徴的なヴァリエーションです。

ピルエットといった回転系のテクニックが多く組み込まれている他、ジプシーの奔放な雰囲気と情熱を表現する表現力の高さも求められます。

衣装は暖色系のクラシック・チュチュ、ロマンティック・チュチュを着て踊るのが定番となっています。

第2位『ドン・キホーテ』よりキトリのヴァリエーション

『ドン・キホーテ』第3幕で主人公キトリとバジルの結婚式のシーンで登場するのがキトリのヴァリエーションです。

振付はグラン・パ・ドゥ・シャといったジャンプ系、アティチュード・トゥールと呼ばれるターン系のテクニックが盛りだくさん。

明るく情熱的なスペインの娘であるキトリの性格も表現する必要があり、ダイナミックで活発な踊りが求められます。

扇子を持ちながら踊るので扇子さばきも重要です。

衣装はレッド系のクラシック・チュチュをきて踊ることが多いです。

第3位『グラン・パ・クラシック』より女性ヴァリエーション

『グラン・パ・クラシック』は「マルコ・スパダ」という作品の音楽をパ・ド・ドゥとして新たに振付をした踊りの女性ヴァリエーションです。

※マネージュが踊りの最後に入っている振付が多く難易度の高さに加えて、体力必須の踊りとなっています。

衣装はブルー系やホワイト系のクラシック・チュチュを着ることが多いです。

※マネージュ・・・舞台上で跳躍や回転技を連続して行いながら、円の軌跡を描くこと。

何を重視!?ヴァリエーションを選ぶ際の4つのポイント

ヴァリエーションの人気ランキングを難易度別に紹介しましたが、難易度や人気以外に何を基準にヴァリエーションを選べばいいのかわからないといった方も多いでしょう。

ヴァリエーションを選ぶ際は、自分が気に入っている作品を選ぶといったポイントを重視するとその後も踊りやすくなります。

ヴァリエーションを選ぶ際のポイントについて紹介していきますので、ヴァリエーション選びに迷っている方は参考にしてみてくださいね!!

得意なテクニックを活かす

苦手なテクニックを克服するためにあえて苦手なテクニックが入っているヴァリエーションを選ぶのも手ですが、やはり得意なテクニックが振付に入っているヴァリエーションの方が自信を持って踊ことができるでしょう。

何が得意で不得意か自分自身を分析してみましょう。

難易度が実力や年齢に合っているか

ヴァリエーションを踊るにはテクニックと役になりきるための表現力が必要です。

テクニックに関しては簡単バージョンの振付にするといった対処方法もありますが、あまり変えすぎてしまうと別の踊りになってしまいます。

そのため振付に入っているテクニックがある程度できること、役の雰囲気が年齢にあっているかということが重要となります。

役と自分のキャラクターが合っているか

前述の通り役になりきるということもヴァリエーションを踊る上で重要となります。

役と自分自身のキャラクターが似ている、近い方が表現しやすいでしょう。

例えば明るく活発な方は『ドン・キホーテ』のキトリや、上品でおしとやかな方は『眠れる森の美女』のオーロラ姫といったように自身のキャラクターをよく分析してみましょう。

家族や友達といったまわりの人に、自分がどのような雰囲気を持っているか聞いてみるのもいいかもしれませんね。

自分が気に入った作品か

ヴァリエーションを踊りこなすには、何度も繰り返し踊る「踊り込み」が必要です。

何回も同じ踊りを繰り返し練習するので、自分が気に入っている作品や音楽の方が楽しんで練習できたり、やる気もアップするでしょう。

難易度や役の雰囲気といったことも重要ですが、自分自身がそのヴァリエーションが好きかどうかもかなり重要となるでしょう。

まとめ

テクニックや表現力の難易度が上がるに連れて、踊る方の年齢も上がる傾向にあります。

年齢やレベルを考慮して、最終的に先生が踊るヴァリエーションを決める場合もあります。

自分の興味のある、踊ってみたいヴァリエーションを2〜3つ程度の候補を上げておくと良いかもしれませんね。

自分に合ったヴァリエーションをみつけて、素敵に踊りこなしてみてくださいね!

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