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体が硬くても大丈夫!小学生の柔軟性を高めるバレエストレッチ

バレエを始めたけど体が硬くてなかなか上達しない…と悩んでいませんか?
実は、家で簡単にできるストレッチで、少しずつ体を柔らかくすることが可能です。
この記事では、バレエ初心者でも楽しく続けられる効果的なストレッチ方法をご紹介します。

バレエにはなぜ柔軟性が必要なの?

バレエをやっている人は体が柔らかいというイメージを多くの人が持っていると思います。
ではなぜバレエをやっている人は体が柔らかいのでしょうか?
バレエに柔軟性が必要な理由を3つご紹介します。

バレエの美しさには柔軟性が必須!

バレエでは、しなやかな動きや優雅なポーズが求められます。
柔軟性があると、足を高く上げたり、腕や背中を美しく伸ばす動きがしやすくなります。
特にアラベスクやグランバットマンといった基本の動作も、柔らかい体で行うとより美しく見えます。

体が柔らかいとケガ予防になる?

硬い筋肉や関節は、無理な動きをしたときにケガをしやすい状態です。
ストレッチを習慣にして体を柔らかくすると、筋肉や関節の可動域が広がり、衝撃を吸収しやすくなります。
これはバレエだけでなく、日常生活や他のスポーツでも役立つポイントです。

技術の精度と範囲が広がる!

柔軟性が向上すると、動きの幅が広がります。
ジャンプやターン、リフトといったダイナミックな技にも挑戦しやすくなり、踊りの完成度がアップします。
バットマンが高く上がるようになったり、ジャンプの高さが上がったり足がさらに開くようになったりといったいい影響があります。
柔軟な体は技術的な挑戦をサポートしてくれるんです。

自宅でできる!柔軟性を高めるバレエストレッチ

柔軟性を高めるために大切なのが継続すること!
毎日少しでもストレッチをして筋を伸ばすことが重要です。
そこで、自宅で簡単にできるストレッチ方法をご紹介します。

ストレッチを始める前の準備

ストレッチは体が温まった状態でやることが大切です。
お風呂あがりや、筋トレなどをしたあとにやるのがおすすめです。
冷えた体でストレッチをすると、逆に筋を痛めてしまったり、ストレッチの効果が減ってしまうことがあります。
夏場でもエアコンで体が冷えやすいので、ストレッチをする際は部屋の温度にも気をつけてみてください。

基本のストレッチ3選

バレエにおいて特に柔軟性が必要な部位ストレッチ方法を3つご紹介します。

前屈ストレッチ

足を揃えて座り、膝を伸ばしたまま体を前に倒します
つま先に手が届かなくても大丈夫!
少しずつ深く曲げられるように続けてみましょう。
気をつけるポイントは2つ!
・膝が曲がらないようにする
・背筋が曲がらないようにする
この2つに気をつけることで、よりストレッチの効果が得られます。

足首回しストレッチ

バレエダンサーにとって足首周りの柔軟性はとても大切です。
足首が柔らかいことで踊りの中で深くプリエを踏めるようになります。
前屈ストレッチをするときのように足を伸ばして座り、片足を曲げてもう片方の膝の上あたりに乗せます
足の指の間に手の指を入れて足指を広げながら、足首を大きく回していきます
このストレッチはウォームアップ時にやるのもおすすめですよ。

開脚ストレッチ

開脚はももと股関節を伸ばすことができます。
開脚の柔軟性はジャンプなどの美しさにつながります。
足を大きく開いて座り、両手で片足のつま先をつかむように体を左右に倒します
このときおしりが床から離れないように注意しましょう。
最後に体を中央に倒してストレッチを深めましょう。
中央に倒れる時は、膝の向きを天井に向けたままできるようにしましょう。

道具を使ったストレッチ方法

ストレッチをする際、ストレッチバンドやヨガブロックなどを使ってさらに負荷をかけてみるのもおすすめです。
ヨガブロックなどで高さを出して180度以上のストレッチをすることをオーバーストレッチといいます。
オーバーストレッチによって柔軟性をより高めることで、踊っているときの可動域がさらに広がり、美しい踊りにつながります。

親子でできる!簡単ストレッチ

子どもが自発的にストレッチをしてくれない・・・とお困りの保護者の方も多いのではないでしょうか?
そこで、親子で一緒にできるストレッチ方法をご紹介します!
バレエについてよくわからないという方でも一緒にできる簡単なストレッチなので、是非お子様と一緒に試してみてください。

前屈ストレッチ

大人が子どもの背中を押して負荷をかけてみましょう。
背後から両手で膝が曲がらないように抑え、上半身を使って背中を押すことで膝の曲がりを防ぐやり方もあるので、試してみてください^^
前屈ストレッチは、一人でやると膝が曲がりやすかったり負荷が足りず柔軟性を高められなかったりするので、親子でストレッチをして柔軟性を高めましょう。

開脚ストレッチ

左右にストレッチするときは、大人が倒れていない方の足の付け根を床に向かって抑えることで、おしりの浮きを防ぎます。
中央に倒れる際は、膝が前に向かないように抑えてあげましょう。
開脚ストレッチでは、左右に倒れたときにおしりが浮きやすかったり、前に倒れたときは膝が前に向いてしまったりしがちなので、親子で協力してストレッチをするのがおすすめです。

足の甲のストレッチ

前屈ストレッチをする時のように足を前にまっすぐ伸ばします。
正面から大人が足の甲を床に向かって押してみましょう。
ここで注意するポイントが2つあります。
・指先を押すのではなく、足首あたりから押すこと(指先を床につけることを目的としがちですが、それでは足の甲は伸ばせません💦)
・膝が曲がらないように子どもに意識してもらうこと
バレエにおいて足の甲の柔軟性はとても大切です。
特に、トゥシューズを履くと足の甲が出ている方が美しいとされます。
毎日足の甲をストレッチして、美しい足先を手に入れましょう!

股関節ストレッチ

うつぶせになってカエルの足のように両足を曲げます
足の裏を合わせて、合わせた足を床につけるように押してみましょう。
簡単に床についてしまう子は、足をおしりに近づけるように膝を深く曲げて押すと負荷がかかって効果が高まります。
お腹や骨盤が床から浮かないように気をつけましょう。
股関節の柔軟性もバレエにおいて非常に重要になるので、毎日の継続が大切です。

ストレッチに関するお悩みを解決!

バレエを習っていると、ストレッチに関する悩みは尽きませんよね。
よくあるストレッチのお悩みを一緒に解決していきましょう!

体が硬すぎても柔らかくなる?

お教室にいる他の子に比べて我が子は体が硬い…と悩んでいる方も多いですよね。
大丈夫です!
体が硬くても、ストレッチを継続することで必ず柔らかくなります。
柔軟性を高めるためには、とにかく毎日ストレッチをすることが大切なので、5分でも3分でも毎日継続してみてください。

ストレッチで痛みを感じたときはどうすればいい?

ストレッチ中に子どもが痛がる…というお悩みをよく耳にします。
少しの痛みは問題ないのですが、あまりにも痛がる場合は無理に続けないでください。
押す力が強すぎたり、体が緊張して逆効果になったりする場合もあります。
息を吐きながら、少しずつ負荷を増やすように押してみてください。

忙しい中で継続するコツは?

レッスンや学校の宿題、他の習い事などでなかなかストレッチの時間をとれない…という声もよく聞きます。
そんなときは、時間を決めて習慣化するのがおすすめです。
例えば、寝る前やお風呂あがりなど、日常生活の一部として取り入れると無理なく続けられます。
また、時間をかけてストレッチをするのも大切ですが、忙しいときは時間を短縮してストレッチをしてもよいでしょう。
大切なのは毎日継続することです。
短い時間でも毎日ストレッチをすることで、柔軟性を高めることができますよ。

まとめ

いかがでしたか?
今回はバレエのストレッチ方法をご紹介しました。
バレエの上達に柔軟性は欠かせませんが、無理なく続けられるストレッチで少しずつ体を柔らかくすることができます。
おうちで簡単にできる方法から、親子で楽しめる方法まで、ぜひ実践してみてください。
日々の小さな積み重ねが、バレエの美しい動きを叶えてくれるはずです!

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