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6.302025
バレエを観に行こう!バレエの公演を観る前に知っておきたい予備知識

「敷居が高い」といったイメージを持った方も多いバレエ鑑賞。
しかし、最近ではより多くの人にバレエを知ってもらえるようバレエ団が工夫をしている場合も多いようです。
そのため、以前より観やすい公演が増えているのが現状です。
今回はチケットの価格や鑑賞マナーといったバレエ公演の基本から、演目や日本のバレエ団の種類などを紹介します。
バレエ鑑賞に興味がある方は参考にしてみてくださいね!!
バレエ公演について
日本ではバレエの公演に行くことはまだあまり馴染みがないかもしれません。
そのため、敷居が高いと感じてしまうことも多いようです。
しかし、実際は案外気軽に行けるものです。
バレエ公演の基本について紹介しますので、「バレエ公演に行ってみようかな」という方は参考にしてみてください。
バレエ公演のチケット
バレエの公演に行くには、まずチケットが必要です。
チケットの価格はオーケストラ付きの生演奏と、そうでない場合か日本のバレエ団か海外のバレエ団か、全幕公演か※ガラ公演かによって価格は変わります。
※ガラ公演とは
各作品から抜粋されたパ・ド・ドゥや小作品を集めた公演のことです。
チケットの価格
チケットの価格は大体が3.000円から20,000円くらいの場合が多いです。
チケット(座席)の種類
座席は指定になっておりS席、A席、B席、C席のように分かれています。
会場にもよりますが、S席、A席は1階、B席、C席は2階や3階ということが多いです。
1階席は舞台が近く、ダンサーや衣装、舞台の背景など間近で舞台の細かいところまで観ることができます。
2階や3階席も舞台が遠くなってしまいますが、上から見えるので舞台の全体を観ることができるので意外とオススメです。
バレエ公演を観に行く時の服装
実は日本国内のバレエ公演ではドレスコードは決まっていません。
そのため、スーツやドレスなど普段よりドレスアップする必要はありません。
バレエ鑑賞は非日常を味わえる機会なので、せっかくなら少しおしゃれをして行くことをオススメします。
オススメの服装
バレエ鑑賞の際の服装に迷っていますという方は多いですよね。
下記にバレエ鑑賞におすすめの服装を紹介しますので、参考にしてみてくださいね!
男性の場合
ジャケット、シャツ
女性の場合
ワンピース、スカート(パンツスタイルでもOK)
持っていると便利なもの
下記に必須ではありませんが、あると便利なバレエ鑑賞の際に持っていると便利なものリストを紹介します!
リストを参考にバレエ鑑賞へ行く準備をしてみてくださいね。
・オペラグラス
ダンサーの表情や衣装等といった細かい部分も見ることができます。
・ブランケット
会場内は空調がよく効いている場合が多く、夏には冷房が強く感じることもあります。
ブランケットがあると肌寒く感じる時にも安心です。
・A4サイズが入るバッグ
プログラムを購入したり、他の舞台のチラシをいただいたりするので、それらを入れられるA4サイズのバッグがオススメです。
バレエ公演の鑑賞中マナー
バレエ鑑賞はマナーに厳しいイメージもあるかもしれません。
しかし、基本的に意識したいのは「他の観客の邪魔をしないこと」です。
具体的には下記のことに気をつけます。
・上演中に客席を出入りしない
・上演中にしゃべらない
・物音を立てないようにする
・スマートフォンなどの電子機器の操作(上演中は電源をオフにするのが安心です)
・客席での飲食
・身を乗り出して見ること(後ろの人が見えにくくなってしまうため)
バレエの公演は一度始まってしまうと休憩まで中に入れないこともあります。
遅刻してしまった時は休憩までロビーで待たなければならない場合もあるので、時間に余裕を持って会場に着くようにしましょう。
最近では子どもが観やすいよう配慮された公演も多いので、そういった場合は出入りが可能な場合もあります。
バレエの演目について
バレエの演目については意外と多く、季節の定番があるなど知っておくとバレエ鑑賞がもっと楽しくなるポイントもあります。
下記のカテゴリーに分けて紹介していきますので演目選びの参考にしてみてください。
バレエを観るのが初めての人にオススメの演目
バレエ鑑賞してみたいと思っても「どの演目を観ていいかわからない」場合も多いですよね。
そんな人は世界の3大バレエといわれている、チャイコフスキーの3作品をまずみてみましょう。
『くるみ割り人形』
毎年、クリスマスシーズンに上演されることが多く、冬の風物詩となっています。
主人公のクララをはじめとする、お菓子の国の個性的なキャラクターたちが夢の世界へ連れていってくれます。
『眠れる森の美女』
悪の精であるカラボスにかけられた呪いによって、100年の眠りにつくことになったオーロラ姫。
王子のキスによって100年の眠りから覚めるという、王道のおとぎ話です。
オーロラ姫と王子の結婚式には宝石やおとぎの国から豪華なゲストたちがお祝いにやってきます。
『白鳥の湖』
悪のロットバルトによって白鳥に変えられてしまったオデット姫とジークフリート王子の悲恋が描かれた物語です。
可憐で儚いオデット姫(白鳥)と妖艶な魅力のオディール(黒鳥:ロットバルトの娘)は1人2役であることがほとんです。
対照的な2役の演じ分けにも注目!
バレエを観るのに慣れてきたらオススメの演目
バレエの演目には3大バレエ以外にも魅力的な作品がたくさんあります。
「バレエの公演を観るのに慣れてきた!」、「もっとバレエを観てみたい!」という方にオススメの作品を紹介します。
『ドン・キホーテ』
スペインの小説が元となっているクラシックバレエ作品です。
主人公のキトリとバジルが結婚するまでのドタバタ劇が描かれています。
ダイナミックでユニークなキャラクターたちが多く登場します。
見終わったあとは、明るくハッピーな気持ちになれること間違いなしです!
『ジゼル』
生まれつき身体が丈夫ではないけれど、明るく前向きな主人公のジゼルは恋人であるアルブレヒトとの結婚を夢見ています。
しかし、アルブレヒトの裏切りによってジゼルはショックのあまり死んでしまいます。
そして、結婚を前に死んでしまった女性たちの精ウィリになるというお話です。
主人公が死んでしまうという少々、ショッキングな展開ですがウィリたちの幻想的な世界は観るものを引き込みます。
『シンデレラ』
誰もが知っている童話であるシンデレラのバレエ版です。
義母や義姉たちから召使いのように扱われていたシンデレラが美しいプリンセスになる姿は必見!
バレエ団や振付師によってストーリーが変わることも。
義姉たちを男性ダンサーが演じるところもあり、コミカルなシーンがあるのも魅力です。
その他の作品
今まで紹介した作品の他には『コッペリア』や『ラ・バヤデール』、『ロミオとジュリエット』など多くの魅力的な作品があります。
また最近ではバレエ団のオリジナル作品も増えています。
ぜひ、たくさんのバレエ公演を観にいってみてくださいね!
まとめ
バレエの演目を全幕観るにはお金や時間がかかります。
しかし、物語の内容や情景を知ることで今後の自身の踊りの成長にもつながります。
また、やはりプロのダンサーの踊りには惹きつけられることばかりで、よりバレエが好きになるでしょう。
新たな憧れや目標ができるきっかけともなりますのでぜひ、バレエの公演へ足を運んでみてくださいね!
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