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国内トップレベル!?国際バレエコンクール【ジャパングランプリ】を徹底解説!!

年々レベルが上がってきていると注目されている、バレエのコンクールの1つであるジャパングランプリ。

小学3年生から出場できることもあり、バレエを習っていると興味があるという方も多いでしょう。

今回はジャパングランプリについて部門や参加規定など詳しく解説していきます。

コンクールでヴァリエーションを踊ってみたいという方はチェックしてみてくださいね!!

レベルが高い!?ジャパングランプリってどんなコンクール?

「毎年レベルが上がっている」と注目度の高いジャパングランプリ。

まずはジャパングランプリについて、参加規定や審査方法などを紹介します!

ジャパングランプリとは

ジャパングランプリの正式名称は『国際バレエコンクール・ジャパングランプリ』です。

日本の若きバレエダンサー達によりよい教育の機会とチャンスを与え、優れた才能の発掘をめざし、指導者、生徒の交流の場となる事を目的に開催されてます。

ジャパングランプリは海外の一流バレエ団・スクールから審査員を招いて行われる国内では唯一のコンクールで、毎年多くの受賞者がカンパニー・アパレンティス資格やスカラシップ等を得て世界に羽ばたいています。

ジャパングランプリ参加規定について

ジャパングランプリに参加するためには、参加規定を満たしている必要があります。

下記に、ジャパングランプリの参加規定について紹介します。

参加の際の参考にしてみてくださいね!

※ジャパングランプリ公式HP、下記URLより参照

https://www.jjgp.jp/about/

資格

過去及び現在において、アマチュアに限る。

プロ活動に従事する者の参加は認められない。ただし、シニア部門はプロも認める。
課題曲

児童

以下のVaを除く、クラシックバレエからのヴァリエーション

バランシン作品からのVa /黒鳥のVa

グランパクラシックVa/エスメラルダ(タンバリン)のVa

ジュニアB/ジュニアA/シニア

バランシン作品からのVaを除く、クラシックバレエからのヴァリエーション
内容

クラシック部門の児童及びジュニアB部門は1曲。

ジュニアA・シニア部門 は予選1曲、決選1曲の異なる2曲を用意する。

制限時間

クラシック:3分以内

コンテンポラリー:2分30秒以内(無音も含め踊り出しから)

※共に、超過の場合は減点の対象となります。
音楽

音楽はCDに出場番号・参加者氏名・曲名を記入し、参加者1名/1曲につき 1枚用意する。

音出し等の合図は、指導者の方が音響オペレーターの脇にて行ってください。

上記の出場規定に違反があった場合は失格となってしまいますので、十分に注意しましょう。

ジャパングランプリ審査方法

コンクールの審査方法が気になる方も多いでしょう。

ジャパングランプリの審査では下記の3つの重要なカテゴリーにより採点し順位を決定しているようです。

・技術
・音楽性
・将来性

バレエはスポーツのように、それぞれの技に得点が決まっているわけではありません。

そのため、テクニックだけでなくヴァリエーションをどのように表現しているかも重要となります。

上記のことと、それらを意識して踊るようにしましょう。

※順位審査は舞台審査にて行われ、スカラシップ賞等はオンライン審査でも行われます。

どんな部門がある?ジャパングランプリについて詳しく知ろう

ジャパングランプリはクラシック部門とコンテンポラリー部門に分かれており、それぞれの部門はさらに細かく部門分けされています。

それぞれの部門についてみていきましょう!

クラシック部門について

ジャパングランプリのクラシック部門では女性と男性に分かれており、それぞれ対象年齢も異なります。

クラシック部門について詳しくみていきましょう!!

女性部門

クラシック部門の女性部門は下記のように分類分けされています。

・児童Ⅰ:小学3年生~4年生
・児童Ⅱ:小学5年生~6年生
・ジュニアBⅠ:中学1年生~2年生
・ジュニアBⅡ:中学3年生
・ジュニアA:高校生
・シニア:高校卒業〜23歳

児童Ⅰ部門ではバレエシューズ、児童Ⅱ部門はバレエシューズでの出場が可能となっています。

つまり小学校3年生からバレエシューズでヴァリエーションを踊り、コンクールに出場できるということですね。

男性部門

クラシック部門の男性部門は下記のように分類分けされています。

・ジュニア:10~14歳
・ジュニア:15歳~高校生
・シニア:高校卒業〜23歳

日本で10歳といえば小学校4年生5年生ですね。

女性部門よりも少し遅いですが最速では10歳からジュニアの部で出場可能です

コンテンポラリー部門について

ジャパングランプリのコンテンポラリー部門は児童Ⅱやジュニアといった分類分けをされています。

それぞれの部門を詳しくみていきましょう!!

児童Ⅱ

コンテンポラリー部門の児童Ⅱでは小学5年生〜6年生の男性と女性が対象となっています。

ジュニアB / ジュニアA &シニア

コンテンポラリー部門のジュニアBは中学生の男女、ジュニアA&シニアでは高校生から23歳までの男女が対象となっています。

どんなヴァリエーションが踊られている!?2024年の審査結果をチェック

ジャパングランプリではどのようなヴァリエーションが踊られ、上位に入賞したのかが気になるという方も多いでしょう。

2024年のクラシック女性部門の児童Ⅰ(小学3年生~4年生)と児童Ⅱ(小学5年生~6年生)の審査結果を紹介します。

また、ジャパングランプリで得られるスカラシップや2025年の開催情報についても紹介していきます!!

2024年審査結果/児童Ⅰ部門(小学3年生~4年生)

ジャパングランプリのクラシック部門、児童Ⅰの審査結果と踊られたヴァリエーションは下記の通りです。

順位

1  田中 真結さん(BALLET・LE・COEUR)   パキータ 第5
2-1 草信 杏莉さん(Ballet Sutudio Miyu)   ライモンダ 1幕 夢の場
2-2 小野 茜さん(松浦かがりバレエアカデミー)  コッペリア 1幕 スワニルダのVa
3-1 篠原 心海さん(キッズバレエプチリーナ)         アレルキナーダ
3-2 大谷 海夏さん(AristoBALLETSTUDIO)          パリの炎 女性ヴァリエーション
3-2 関本 千遥さん(Ballet Studio Prime)              アレルキナーダ

児童Ⅰの部門では『パキータ』や『アルキナーダ』が人気のヴァリエーションのようです!!

2024年審査結果/児童Ⅱ部門(小学5年生~6年生)

ジャパングランプリのクラシック部門、児童Ⅱの審査結果と踊られたヴァリエーションは下記の通りです。

順位

1   河合 摩乃さん(バレエスタジオ RISE)     眠れる森の美女 2幕 オーロラのVa
2-1  中口 心綸さん(Ito Tomoko Ballet Studio)   ラ・フィーユ・マル・ガルデ 1幕 リーズ
2-2  小水石 雪葉さん(HAGAバレエアカデミー)   ヴェニスのカーニバル
3-1  佐野 桃音さん(MOMOバレエスタジオ)           タリスマン
3-2  二俣 アンノさん(AGRÂCE BALLET SCHOOL)   パキータ 第5
3-2  五十嵐 伯逢さん(BALLET・LE・COEUR)          ライモンダ ピチカート

ジャパングランプリのクラシック部門、児童Ⅱの部門では『タリスマン』や『 ヴェニスのカーニバル』といった珍しいヴァリエーションもたくさん踊られています。

また、上位には入っていませんが『パキータ』は児童Ⅰ部門と同様に人気の高いヴァリエーションのようです。

※その他の審査結果については下記のURLよりご確認ください。

https://www.jjgp.jp/result/2024/

スカラシップについて

ジャパングランプリのスカラシップはアメリカのバレエ学校が充実していることでも知られています。

英語圏以外ではベルギーやドイツといったヨーロッパのバレエ学校も。

海外でレッスンを受けてみたいという方はチェックしてみてくださいね!!

ジャパングランプリのスカラシップ先は下記の通りです。

エイリー・スクール(アメリカ)/ボストン・バレエ・スクール/ベルギー王立アントワープ・バレエ・スクール(ベルギー)

ベルリン国立バレエ学校(ドイツ)/カナダ・ナショナル・バレエ・スクール(カナダ)/カナダ・ロイヤル・ウィニペグ・バレエ(カナダ)

ドルトムント・バレエ(ドイツ)/ハリッド・コンサルバトリー(アメリカ)/ハンブルグ・バレエ(ドイツ)

ジョン・クランコ・バレエ・スクール(ドイツ)/国立バレエ・アカデミー・ミュンヘン(ドイツ)/オランダ国立バレエ・アカデミー(オランダ)

ニュージーランド・スクール・オブ・ダンス(ニュージーランド)/ノジャ-ネビュラ・ステージ・エデュケーション(オーストリア)

ピッツバーグ・バレエ・シアター・スクール(アメリカ)/ラドフォード大学バレエ・ユース(アメリカ)/サンフランシスコ・バレエ・スクール(アメリカ)

スカラ座(イタリア)/シンガポール・ダンス・シアター(シンガポール) 等

2025年の開催について

2025年のジャパングランプリは下記の通り、開催が予定されています。

開催日:2025年8月4日(月)〜8日(金)

会場 :彩の国さいたま芸術劇場

2025年も例年通り8月に開催が予定されているようです。

出場してみたい方は、上記の日程を参考に準備してみてくださいね!!

まとめ

クラシック部門では女の子は小学校3年生から出場することができるジャパングランプリ。

バレエシューズでヴァリエーションを踊ることもできるので、「ヴァリエーションを踊ってみたい」、「コンクールを目標にしている」とういう方にぴったりのコンクールです。

目標に向けて頑張ることは、とても良いことですね!!

ジャパングランプリに興味がある方は出場を検討してみてくださいね!

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