バレエコンクール

  1. 今後の参考に!2024年開催の国内有名バレエコンクールとプレコンクールをチェック!!

    バレエを習っている方の中にはコンクールへの出場や入賞といったことを目標にしていることも多いでしょう!

    2024年にはどのようなバレエコンクールが開催されたのでしょうか?

    今回は国内で2024年に開催された、有名なバレエコンクールと初心者におすすめのプレコンクールについて紹介していきます!!

    バレエコンクールへの出場を考えている方は参考にしてみてくださいね!!

    毎年レベルアップ!?国内で開催される有名なバレエコンクールについて

    国内では毎年多くのバレエコンクールが開催されています。

    まずは、国内で開催されている有名なコンクールとはどのようなものなのかチェックしていきましょう!!

    国内の有名バレエコンクールとは

    日本国内で開催されるバレエコンクールも年々、レベルが上がっており歴史があり有名なものも多いです。

    審査員の方々がプロといったことも多く審査の基準も高くなっています。

    ほとんどが、トゥシューズでの参加であることからレベルの高さがうかがえます。

    有名なコンクールは東京での開催が多いですが、中には関西や東京以外で開催される有名なコンクールも。

    有名なコンクールの入賞者には海外のバレエ学校へのスカラシップが与えられるなど、海外でバレエを学びたい人が入賞を目指している場所でもあります。

    国内の有名バレエコンクール一覧

    国内のレベルが高いことで有名なバレエコンクールの一覧は下記の通りです。

    ・東京新聞全国舞踊コンクール(東京)

    ・NBA全国バレエコンクール(東京)

    ・こうべ全国舞踊コンクール(兵庫)

    ・全日本バレエコンクール(東京)

    ・埼玉全国舞踊コンクール(埼玉)

    ・ジャパングランプリ(東京)

    上記の他にも福岡や名古屋といった地方でもコンクールの開催はあります。
    コンクールのレベルや開催地、参加費といったことを考慮し参加を決めてみましょう。

    2024年に開催された有名バレエコンクールについてチェックしよう!

    前述の通り日本国内では数々のレベルが高い有名なコンクールが開催されています。

    中でもレベルが高いことで有名なバレエコンクールの2024年の参加要項や結果について紹介します!

    全国舞踊コンクール(東京新聞)

    日本でもっとも歴史のあるバレエコンクールである全国洋舞コンクールは毎年3月下旬から4月上旬にかけて東京で開催されています。

    2024年開催日程・場所

    第81回となった2024年の開催日程と場所は下記の通りです。

    日程  2024年3月25日〜 4月6日

    場所 めぐろパーシモンホール

    参加要項

    全国洋舞コンクールの部門や審査内容、加要項についてみていきましょう!

    • 部門について

    全国洋舞コンクールは年齢によって、下記の3つの部門に分かれています。

    ①バレエ第一部 (18歳以上)

    ②バレエジュニア部(14歳以上17歳以下)

    ③バレエ第二部(10歳以上13歳以下)

    • 審査について

    ・出場者個々の技術力や表現力を総合的に評価します。
    ・持ち時間は3分以内で、舞台がクリアな状態でアナウンス終了後から、舞台に出場者がいなくなるまでです。

    女性はトウシューズ、男性はバレエシューズ使用で審査を行います。 

    ※その他の詳しい参加要項については下記のURLをご参照ください。

    第82 回 全国舞踊コンクール

    2024年入賞者・賞について

    2024年全国洋舞コンクールの入賞者と賞の内容については下記の通りです。

    • 入賞者
      バレエ第二部(10歳以上13歳以下)
      第1位 髙橋 杏さん「ライモンダより夢の場のヴァリエーション」
      第2位 浅田 良舞さん「コッペリアよりフランツのヴァリエーション」
      第3位 大野 愛さん「タリスマンのヴァリエーション」
    • 賞について

    全国洋舞コンクールではプロのバレエダンサーを目指す出場者を対象に、「国内バレエ団研修制度」を実施しています。
    バレエ第一部で優秀な成績を修め、審査員が認めた出場者が制度対象となります。

    主要なバレエ団から、更なる研鑽を積む機会が提供されます。

    こうべ全国洋舞コンクール

    東京以外で開催されるコンクールの中では一番レベルが高いとされているこうべ全国洋舞コンクール。

    「日本の洋舞芸術の発展と若手舞踊家の育成をめざし、国民文化の向上」を目的として毎年ゴールデンウィークの時期に開催されています。

    2024年開催日程・場所

    第37回となった2024年の開催日程と場所は下記の通りです。

    日程  2024年5月3日〜5月6日

    場所 神戸文化ホールの大ホール、中ホール

    参加要項

    こうべ全国洋舞コンクールの部門や審査内容、参加要項についてみていきましょう!

    • 部門について

    こうべ全国洋舞コンクールのクラシックバレエ部門は、年齢によって下記の7つの部門に分かれています。

     ① 女性ジュニア3部 10歳~11歳

     ② 女性ジュニア2部 12歳~14歳

     ③ 女性ジュニア1部 15歳~17歳

     ④ 女性シニア    18歳~30歳

     ⑤ 男性ジュニア2部 10歳~13歳

     ⑥ 男性ジュニア1部 14歳~18歳

     ⑦ 男性シニア       19歳~30歳

    • 審査について

    ・クラシックバレエ部門女性の部はトウシューズでの参加となります(バレエシューズは不可) 

    ・クラシックバレエ部門女性ジュニア3部は課題曲制です

    ※その他の詳しい参加要項については下記のURLをご参照ください。

    第37回こうべ全国洋舞コンクール

    2024年入賞者・賞について

    2024年こうべ全国洋舞コンクールの入賞者と賞の内容については下記の通りです。

    入賞者
    (女性ジュニア3部(10歳~11歳))
    第1位 青木優奈さん「眠れる森の美女よりフロリナのヴァリエーション」
    第2位 嶋畑妃華さん「ドン・キホーテよりキューピッドのヴァリエーション」
    第3位 窪田れいらさん「眠れる森の美女よりフロリナのヴァリエーション」

    • 賞について

    こうべ全国洋舞コンクールでは1位~6位の入賞者には賞状、メダル、副賞が与えられます。

    また、入賞以外にも兵庫県知事賞、神戸市長賞 、兵庫県洋舞家協会賞、神戸新聞社賞、奨励賞、敢闘賞が該当者に授与されます。

     クラシックバレエ部門ジュニア1部の女性、男性の各1位は「蔵本誠子記念ローズ賞」として賞 状、盾、奨学金10万円も。

    NBA バレエコンクール

    「世界に羽ばたくダンサーを育成すること」を目的としているNBA バレエコンクールは海外のバレエ学校へのスカラシップ奨学金制度も充実しています。

    毎年1月初めに東京で開催されることが多いです。

    有名なバレエコンクールの中では珍しくバレエシューズ部門があるので年齢制限も低めとなっています。

    2024年開日程・場所

    第27回となった2024年NBA東京バレエコンクールの開催日程と場所は下記の通りです。

    日程 2024年1月4日(木)〜1月7日(日)と4月1日(月)、4月2日(火)

    場所 東京

    ※NBAバレエコンクールは全国各地で開催されます。

    上記は東京で開催された日程です。

    参加要項

    NBA バレエコンクールの部門や審査内容、参加要項についてみていきましょう!

    • 部門について

    NBA バレエコンクールのクラシックバレエ部門は、大きく2つの部門に分かれておりさらに年齢によって細かく部門分けされています。

    詳しい部門の詳細は下記の通りです。

    ①クラシックバレエ小学生バレエシューズ部門

    小学1-3年部門

    小学4-6年部門

    ②クラッシックバレエ部門

    小学生 小学3・4年部門/小学5・6年部門

    中学生 女子中1部門/女子中2部門/女子中3部門/男子中学生部門

    高校生 高校女子部門/高校男子部門

    シニア シニア女子部門/シニア男子部門

    *小学生:男女混合、中学生以上:男女別

    • 審査について

    クラシックバレエ小学生バレエシューズ部門

    ・男女混合

    ・課題曲・自由曲

    ・予選・本選あり

    バレエシューズのみ

    ・クラシックバレエ部門と両部門エントリー可能
    クラシックバレエ部門

    ・課題曲・自由曲
    ・予選・本選あり
    女性はトウシューズのみ
    ※その他の詳しい参加要項については下記のURLをご参照ください。
    NBA全国バレエコンクール 募集要項

    2024年入賞者・賞について

    2024年NBA バレエコンクールの入賞者と賞の内容については下記の通りです。

    • 入賞者
      小学生3.4年の部
      第1位 奥山 蓮斗さん「ドン・キホーテ(第3幕)よりバジルのヴァリエーション」
      第2位 橘川 直央さん「コッペリアよりフランツのヴァリエーション」
      第3位 丸山 隆希さん「コッペリアよりフランツのヴァリエーション」
    • 賞について

    NBA バレエコンクールではスカラシップ制度が充実しており入賞者にはスカラシップが与えられます。

    2024年には下記バレエスクールへのスカラシップ賞が与えられました。

    ボストンバレエスクール/カナダナショナルバレエスクール /ロイヤルバレエスクールアントワープ

    上記以外のスカラシップ賞についてはこちらをご覧ください。

    2024スカラシップ賞受賞者

    コンクール初心者におすすめ!プレコンクールをチェックしよう

    前述の有名なバレエコンクールはトゥシューズを着用しての参加が必須な場合も多くレベルも高いです。

    しかし、国内ではバレエシューズで参加できるといった初心者向けのプレコンクールというものがあるんです!

    プレコンクールについて詳しくみていきましょう!

    プレコンクールとは

    バレエのプレコンクールとはバレエの初心者や経験の浅いダンサーが参加できるコンクールのことで「プレコン」とも呼ばれています。

    一般のコンクールとの大きな違いはバレエシューズ部門があること。

    舞台経験を積むための練習の場という目的があり、まだトゥシューズを履いていない、履きこなせていない場合も舞台上でヴァリエーションを踊ることができます。

    人気の高いプレコンクール一覧

    人気が高いプレコンクールの一覧は下記の通りです。

    ・NBA全国プレコンクール

    ・全国プレバレエコンクールinさがみはら

    ・ラ・クラシック全国プレバレエコンクール

    ・マーティプレバレエコンクール

    ・クリエ全国プレバレエコンペティション

    他にも多くのプレコンクールの開催が各地であります!

    2024年に開催されたプレコンクールについてチェックしよう!

    2024年にはどのようなプレコンクールが開催されたのでしょうか?

    2024年に開催されたプレコンクールの参加要項や結果についてみていきましょう!

    NBA全国プレコンクール

    NBA全国プレコンクールは、NBAバレエ団が主催するコンクールで、例年8月頃に開催されています。
    6歳以上の男女が参加でき、全年齢バレエシューズでの参加が可能です。

    小学生の部門から大人バレエ部門まで、幅広い年齢層が参加できるコンクールでNBA バレエコンクールと同様に「世界に羽ばたくダンサーを育成すること」を目的としています。

    2024年開催日程・場所

    2024年の開催日程と場所は下記の通りです。

    日程  2024年8月13日(火)

    場所 ZERO大ホール

    参加要項

    NBA全国プレコンクールの部門や審査内容、参加要項についてみていきましょう!

    • 部門について

    NBA全国プレコンクールには大きく分けて3つの部門があり、そこからさらに細かく年齢分けされています。

    各部門の詳細は下記の通りです。

    ①小学生の部
    小学バレエシューズ1・2年の部
    3・4年生の部
    5・6年生の部 
    トウシューズ3~6年の部
    ②中学生・高校生の部 ※バレエシューズ可
    ③大人バレエの部
    18歳以上~年齢制限なし ※バレエシューズ可
    ※すべての部門男女合同

    • 審査について
      小学生1・2年の部/3・4年生の部/5、6年生の部/トウシューズ3~6年の部/中学生・高校生の部
      NBAバレエコンクール課題曲の中から希望する曲を選んで使用。(音源は当日持参不要)
      ・ オーロラ第1幕のヴァリエーションはNo.159/160を選択。
      (No.105/106(全国コンクール決選曲)、No.27/28、31/32は使用不可。)
      課題曲の振りの指定はありません。キッカケ・出の方向は自由に指定可能です。

    大人バレエの部

    ・自由曲。(舞台の出からはけまでで3分以内)

    ・ 出場番号が決まり次第、曲のデータをホームページよりアップロードしてください。(MP3形式)

    ・NBAバレエコンクール課題曲の使用も可能です。(その場合音源は持参不要)

    ※その他の詳しい参加要項については下記のURLをご参照ください。
    NBAプレコンクール 募集要項

    2024年入賞者ついて

    2024年NBA全国プレコンクールの入賞者は下記の通りです。

    第1位 髙橋 杏さん「フェアリードール 妖精人形のヴァリエーション」

    第2位 高木 康成さん「海賊より(パキータ)のヴァリエーション」

    第2位 滝本 慧さん「フローラの目覚め」

    第3位 中山 愛梨さん「コッペリアより スワニルダのワルツ」

    マーティプレバレエコンクール

    マーティプレバレエコンクールは全国各地で開催されているコンクールです。

    毎月、東京や大阪、福岡などの都市でコンクールが開催されています。

    中学生、高校生の部門以外は、バレエシューズでの参加ができます。

    2024年開催日程・場所

    2024年東京で開催された、日程は下記の通りです。

    日程 2024年3月23日(土)、5月4日(土)、12月24日(火)

    参加要項

    マーティプレバレエコンクールの部門や審査内容、参加要項についてみていきましょう!

    • 部門について

    マーティプレバレエコンクールには8つの部門があります。

    各部門の詳細は下記の通りです。

    ①小学1~3年生の部 バレエシューズ

    ②小学4~6年生バレエシューズ部門  

    ③小学4~6年生トゥシューズ部門  

    ④中学生の部 女性はトゥシューズ

    ⑤高校生の部 女性はトゥシューズ

    ⑥シニアⅠの部 18歳~35歳

    ⑦シニアⅡの部 36歳~45歳

    ⑧シニアⅢの部 46歳以上

    • 審査について

    本選1回のみとなります。

    3分以内のクラシックのヴァリエーション (ルべランスはなし)

    ・シニア部門は、バレエシューズ・トウシューズどちらでも参加可。

    ・衣装・メイク付きで審査

    ・出演順は、主催者側のコンピュータによる抽選で決定いたします。

    ※その他の詳しい参加要項については下記のURLをご参照ください。

    Vol.32 川崎 2025年4月 – マーティ・プレバレエコンクール / バレエプレコンクール MARTY BALLET PRE-COMPETITION

    2024年入賞者・賞について

    2024年大阪で開催されたマーティプレバレエコンクールの入賞者や賞については下記の通りです。

    • 入賞者

    小学4~6年生の部(バレエシューズ部門)

    第1位 竹山愛紗さん「ドン・キホーテよりドルシネアのヴァリエーション」

    第2位 山田悠喜さん「タリスマンよりニリチのヴァリエーション」

    第3位 白山奈乃羽さん「眠れる森の美女 第3幕よりフロリナ王女のヴァリエーション」

    ※全国での開催があるため今回は大阪を抜粋しています。

    • 賞について

    マーティプレバレエコンクールの入賞者にはフルスカラシップ(年間)やサマースクール参加権といったスカラシップが与えられます。

    ラ・クラシック全国プレバレエコンクール

    ラ・クラシック全国プレバレエコンクールも全国各地で開催されているコンクールです。

    点数や順位の発表される「プレコンクール」と、点数や順位が発表されない「プレコンクール エッセンシア」の2つに分かれているのが特徴で、年長から大学生までの年齢層が参加できるプレバレエコンクールとなっています。

    2024年開催日程・場所

    2024年兵庫と香川で開催された日程は下記の通りです。

    兵庫県 2024年5月25日(火)

    香川 2024年12月27日(金)

    参加要項

    ラ・クラシック全国プレバレエコンクールの部門や審査内容、参加要項についてみていきましょう!

    • 部門について

    ラ・クラシック全国プレバレエコンクールは2つの部門に分かれています。

    部門の詳細をみていきましょう!

    ①課題曲の部 

    プルミエパ A(年長・小学1年生) /プルミエパ B(小学2~4年生) 

    エレモンテール A(小学3・4年生) /エレモンテールB(小学5年生~中学1年生) 

    モワイヤンA(小学5年生~中学1年生) /モワイヤンB(中学2・3年生) 

    ②ヴァリエーションの部 

    児童Ⅰ(小学3・4年生) /児童Ⅱ(小学5・6年生)

    ジュニアⅠ(中学生)/ジュニアⅡ(高校生)

    シニア(大学生)エッセンシアのみ

    • 審査について

    ・課題曲部門はレオタード(スカートなし)

    ・メーク付きで審査致します。  

    ・ヴァリエーション部門は衣装・メーク付きで審査致します。 

    ・〈 女性・課題曲の部 〉 プルミエ パ、エレモンテールはバレエシューズのみ。

    ・モワイヤンはポワントのみ。

    ・ 〈 ヴァリエーションの部 〉 児童Ⅰはバレエシューズのみ。

    児童Ⅱ、ジュニアⅠ、ジュニアⅡはバレエシューズ可。

    2024年入賞者・賞について

    2024年東京で開催されたラ・クラシック全国プレバレエコンクールの入賞者と賞については下記の通りです。

    • 入賞者 

    ヴァリエーション部門児童Ⅰ(小学3・4年生)

    第1位 安本蒼桜さん
    第2位 菅原凜奈さん
    第3位 瀬戸優花さん

    ※全国での開催があるため今回は東京を抜粋しています。

    • 賞について

    入賞者にはAi Ballet Academy主催講習会の受講料全額免除や半額免除といった特典が与えられます。

    まとめ

    2024年も多くのバレエコンクールが開催されました。

    コンクールの種類も年々、増えており開催地やレベルなどで出場するコンクールの選択肢が広がっています。

    初心者向けのプレコンクールがあるのも嬉しいですね!

    どのコンクールにも出場することに意味があります。

    ぜひ、コンクールを目指してバレエを頑張ってみてくださいね!

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  2. コンクールに出たい!?まずはコンクールについて知ろう!!

    トゥシューズを履き始めてしばらくすると、「コンクールに出てみたい」と考える人も多いのではないでしょうか。

    また、最近ではバレエシューズで出場できるコンクールもあるので、小さいお子さまもコンクールを意識している方が多いです。

    「コンクールにはどうしたら出られるのか?」という出場条件が気になりますよね。

    今回はコンクール出場を考え始めた方に向けて、バレエのコンクールについて解説します。

    バレエのコンクールについて気になる方は参考にしてみてくださいね!

    バレエのコンクールとは

    バレエのコンクールは国内外で多く開催されています。

    種類も様々で、コンクールに入賞した際に海外のバレエ学校への入学許可がもらえたり、スカラシップをもらえる場合も。

    プロのバレリーナへの登竜門となっているコンクールもあり、本格的にバレエを習っている方はコンクール入賞を目標にお稽古に励んでいます。

    下記にコンクールに出場するための条件や目的、何歳から出場できるかなどを解説していきます。

    コンクールに出場する目的

    コンクールに出場するためには1曲のヴァリエーションを踊り込む必要があります。

    そのため、本番に向けてかなりの練習をしなければなりません。

    しかし、本番に向けて頑張った時間はバレエの上達、成長につながります。

    「バレエをもっと上手に踊りたい」、「舞台経験を積みたい」といった目標を持ってコンクールに出場するのが望ましいでしょう。

    コンクールに出場するための条件

    コンクールに出場するために必要な条件はコンクールが主催する側はあまり明確に定めていないのが事実です。

    例えば、日本で有名なコンクールであるNBA全国バレエコンクールの応募資格は「国および地域、性別不問、過去の受賞歴は問わない(但し公開の審査にたえるもの)」となっています。

    具体的には、コンクールで踊る際は基本的にトゥシューズが多いので、トゥシューズを履くことを先生から許され、トゥシューズで踊ることに慣れた頃に出場するのが好ましいです。

    出場には必ず先生の許可が必要となりますので「コンクールに出てみたい」という人はまず先生に相談してみましょう。

    何歳から出場できる?

    具体的に何歳から出場できるのか知りたい方も多いでしょう。

    年齢の制限が10歳からというコンクールが多いのが現実です。

    しかし、トゥシューズを履く時期は個人によって異なりますし、バレエを始めた年齢も個人差があります。

    10歳の時点でトゥシューズを履いていないからといって自信をなくす必要は全くありません。

    最近のコンクールは低年齢化が進んでいるので、早い時期にトゥシューズで踊り込んでしまう場合も・・。

    骨が出来上がっていない成長過程にトゥシューズを履くことは、将来的に怪我の原因になることが危惧されています。

    もし10歳未満でコンクールに出場したいという場合は、低年齢向けのバレエシューズ部門がありますので挑戦してみてはいかがでしょうか。

    コンクールの種類

    バレエのコンクールは国内外で開催されています。

    それぞれのコンクールには特徴があり、出場する方も目的を定めて出られている方が多いです。

    下記に海外と国内の有名なコンクールを紹介します。

    出場を考えている方は参考にしてみてくださいね。

    ※コンクールについては通っている教室の先生とよく相談して決めてください。 

    海外の有名なコンクール

    海外のコンクールには若手ダンサーのプロへの登竜門となっているものもあり、基本的にレベルは高めとなっています。

    最近は日本人ダンサーが受賞したというニュースも多く目にします。

    初めてのコンクールには向いていませんが、海外でプロを目指す方は知っておくとよいでしょう。

    世界三大コンクールと呼ばれものを下記に紹介します!

    ローザンヌ国際コンクール

    スイスのローザンヌで毎年開催されるコンクールです。

    審査員が評価するのは舞台上における芸術性・音楽への感受性・個性や堂々とした姿などです。

    最終選考には20人選出され、入賞者には世界各地の名門バレエ学校やバレエ団で研修する資格と生活費が授与されます。

    有名なバレエダンサーの熊川哲也さんも過去に受賞されています。

    2024年には日本人の方、3名が最終選考に進むという快挙を成し遂げました。

    詳しくはこちら

    ジャクソン国際コンクール

    アメリカのミシシッピ州ジャクソンで4年に1度行われるコンクールです。

    審査員以外にも観客にバレエ団のディレクターがスカウトにやって来るなど、このコンクールを機に各国のバレエ団と契約をするダンサーも多くいます。

    男女で金銀銅が授与されるので、オリンピックのような特徴もあります

    詳しくはこちら

    モスクワ国際コンクール

    モスクワで4年に1度開催されるコンクールです。
    ロシア文化省の主催で14歳〜18歳のジュニア部門、19歳〜27歳のシニア部門、18歳〜39歳までの振り付け部門と幅広い年齢での出場可能です。
    また、部門を問わずプロとして活動中のダンサーでも参加することができます。

    近年はロシアのウクライナ侵攻の影響で出場者が減少している傾向です・・。

    しかしながら、2022年に開催された際には、ロシアで活躍する日本人ダンサーも参加し活躍しました。

    詳しくはこちら

    国内の有名なコンクール

    日本国内でもレベルの高いコンクールが開催されています。

    中でも下記の3つは日本のコンクールの中でも有名なものとなっています。

    プロバレエダンサーへの足がけとなるものも多いので参考にしてみてくださいね!

    NBA全国バレエコンクール

    毎年1月初めに東京で開催されるコンクールです。

    このコンクールでは先駆者として世界に羽ばたくダンサーを育成することを目的としています。

    海外のバレエ学校へのスカラシップ奨学金制度があったり、コンテンポラリー部門もあるのでローザンヌ国際コンクールを意識して出場する方も多いです。
    詳しくはこちら

    こうべ全国洋舞コンクール

    1988年からゴールデンウィークの時期に、神戸で開催されているコンクールです。

    東京以外で行われるコンクールの中では一番レベルの高いコンクール。

    過去には世界の名門バレエ団で活躍する一流ダンサーを多く輩出しています。
    詳しくはこちら

    全国洋舞コンクール(東京新聞)

    毎年3月下旬から4月上旬にかけて東京で開催されています。
    日本で最も歴史のあるコンクールで全国トップレベルのダンサーが集まります。
    過去には現在もバレエダンサーとして活躍されている上野水香さんも入賞し若手ダンサーの登竜門となっています。
    詳しくはこちら

     

    国内のコンクールであっても入賞の際には海外のバレエ学校へのスカラシップ制度が設けられているなど、世界への足がかりとなるものも多数あります。

    どのコンクールもレベルが高いので出場する際には、かなり踊りこまないといけないでしょう。

    国内のコンクールで経験を積み、海外へ挑戦される方も多いです。

    初心者におすすめのコンクール

    国内外の有名なコンクールを紹介しましたが、初めてのコンクール出場の場合は「コンクールを知る」、「場数を踏む」ためにも小さめのコンクールでも大丈夫です。

    バレエシューズでの参加や、低年齢向けのものもあるので参考にしてみてくださいね!

    FLAP全国バレエプレコンクール

    他のコンクールと同様にバレエシューズかトゥシューズでヴァリエーションを舞台で1曲踊ります。

    そして、審査委員が審査をしてくださり、最後に弱点や長所を記載したアドバイスシートをくださいます。

    アドバイスシートは今後の練習にも役立ちますし、本格的なコンクール出場に向けての予行練習にもなります。

    詳しくはこちら

    NAMUEコンクール

    東京・埼玉・名古屋といった都市で開催されるNAMUEコンクールも同様にアドバイスシートがもらえる初心者向けのコンクールです。

    「まず自分の実力を知る」ためにも、こういったコンクールに参加してみるのもオススメです。

    詳しくはこちら

    コンクール出場に必要なもの

    バレエのコンクールに出場するにはどのようなものが必要なのでしょうか。

    発表会とは違ったものを用意する必要がある場合も多いので、あらかじめ準備をしておくと安心です。

    また、出場するための費用についても紹介します。

    コンクール当日持ち物リスト

    コンクール当日に必要なものには下記のようなものがあります。

    忘れ物をしないようチェックしてみましょう!

    コンクールに当日持ち物リスト

    ・衣装&タイツ

    ・バレエシューズ(バーレッスン用)&トゥシューズ(本番用に何足か履き慣れたものを用意)

    ・メイク&ヘアセット道具

    ・エントリーに必要なもの(参加証・出場費・音源)

    その他 レッスン着、イヤホン、軽食 etc

    バーやセンターレッスンを審査する場合もありますが、多くの場合、コンクールでは1人1人リハーサルができません。

    大勢で舞台に上がり同時に個人個人がゲネプロ(衣装をつけた通し稽古)を行います。

    その際には、人にぶつからないよう位置を確認したり、床の感覚などを確かめておきます。

    音楽も1人ずつはかけてもらえないので、自分の曲を入れたプレイヤーとイヤホンを用意しておくとよいでしょう。

    コンクールにかかる費用はどのくらい?

    コンクールに出場するには、普段の月謝に加え、先生への指導料や遠方で開催される場合は交通費・宿泊費といったものもかかります。

    また、多くのコンクールの場合、予選と本選があり本選に進出した際には参加費が追加になるのであらかじめ準備をしておく必要があります。

    下記はコンクールに必要な費用リストですので、参考にしてみてください。

    コンクールに必要な費用リスト

    ・コンクール参加費 約1万〜3万円程度

    ・衣装代 レンタル 約1万〜2万円程度 購入約10万円程度 ※本番後はクリーニング代がかかる場合もあります

    ・トゥシューズ 練習、本番、予備と3足ほど最終的に必要

    ・メイク道具 最初から揃える場合は約1万円程度

    ・交通費・宿泊費 遠方の場合は必要です。先生の分を負担する場合もあります。

    ・指導料(教室によって呼び名も金額も異なる場合があります)

    出場するコンクールや教室によって設定されているレッスンの値段により、費用のトータルは大きく変わります。

    あらかじめ先生や教室の先輩などに確認してみましょう。

    まとめ

    バレエを習っているとコンクールを目標にしている方も多いでしょう。

    コンクールの出場は「自分の実力を知る」、「舞台の経験を積む」ことに役立ちます。

    明確な出場条件はないものの、「1人で舞台に立ち、人に見せられる踊り」まで完成させなければいけない場合がほとんど。

    しかし、「舞台でたった1人で踊りきる」という経験は何物にも変え難いでしょう。

    例え、失敗してしまってもコンクール後にはきっと成長がみられるはずですよ。

    興味がある方は先生に相談し、ぜひ挑戦してみてくださいね!

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