バレエ公演マナー

  1. 信じていれば夢は叶う!!夢と魔法がつまったバレエ作品『シンデレラ』の全幕を徹底解説!

    ディズニーのアニメーション映画が有名で人気のある『シンデレラ』ですが、バレエ版の『シンデレラ』も人気があり、様々なバレエ団が公演を行なっています。

    バレエ教室の発表会でも演目に選ばれることも多いですよね。

    今回はそんな『シンデレラ』のあらすじやみどころ、登場するヴァリエーションなどを紹介します。

    バレエ版『シンデレラ』の全幕公演を観てみたい方や、これから『シンデレラ』の演目を踊る予定のある方などは参考にしてみてくださいね!!

    『シンデレラ』について知ろう!!

    よく知られている童話『シンデレラ』が元になっていますが、同じく有名なディズニー作品とは異なる人物も登場するバレエ版『シンデレラ』

    そんな、バレエ版『シンデレラ』の概要や登場人物を紹介します。

    『シンデレラ』の概要

    『シンデレラ』(英語: Cinderella)は、ロシアの作曲家であるセルゲイ・プロコフィエフが作曲したバレエ音楽です。

    また、そのバレエ音楽を用いたバレエ作品となっています。

    物語の元となっているのはフランスの詩人シャルル・ペローの童話集の中の童話『シンデレラ』です。

    『シンデレラ』の初演が行われたのは、1945年11月21日、モスクワのボリショイ劇場。

    ディズニーのアニメーション映画『シンデレラ』が公開されたのは1952年なので実はバレエ版の方が早く世に出ていたのですね。

    初演の際の台本はニコライ・ヴォルコフ、振付はロスチスラフ・ザハロフ、主演のシンデレラ役はガリーナ・ウラノワが演じました。

    初演は大成功し、作曲者のプロコフィエフは1946年にソビエト連邦における国家最高賞である、スターリン賞を受賞しました。

    登場人物

    『シンデレラ』には個性豊かな人物が登場します。

    主な登場人物の一覧をご覧ください。

    ・シンデレラ…物語の主人公、継母・義姉らと暮らしている

    ・継母…シンデレラと暮らすいじわるな継母、シンデレラを召使いのようにこき使っている

    ・2人の義姉…継母の実娘、継母とともにシンデレラをいじめる

    ・仙女…シンデレラに魔法をかけて助けてくれる魔法使い

    ・王子…城の王子様

    ・四季の精…仙女とともに現れる春・夏・秋・冬の精、それぞれの季節を踊りで表現する

    四季の精といった、よく知られているディズニー版にはない登場人物も登場します。

    ディズニー版の魔法使いはバレエ版では仙女にあたります。

    『シンデレラ』第1幕

    第1幕ではシンデレラの置かれている状況や、シンデレラの心情などが描かれています。

    バレエ版『シンデレラ』のあらすじやみどころ、登場するヴァリエーションを紹介します。

    『シンデレラ』第1幕のあらすじ

    バレエ版『シンデレラ』はシンデレラが住む家から始まります。

    そこにはシンデレラを召使いのように扱う継母や義理の姉たちも一緒に暮らしていています。

    いつものようにシンデレラは、掃除や家事といった雑用を命じられています。

    一方で、継母や義理の姉たちはお城で開かれる舞踏会の準備で大忙し。
    ダンスのレッスンや舞踏会へ着ていくドレスを仕立てたり、シンデレラには見向きもしないのです。
    そこへ、物乞いをする老婆が現れ、シンデレラはその老婆に親切に接しパンを恵んであげました。
    準備を終えた継母と義理の姉たちは舞踏会へと出発。

    しかし、舞踏会へ着ていくためのドレスがないシンデレラは一人ぼっちで留守番です。

    留守番中にシンデレラは、自分が舞踏会で踊っている様子を想像し1人で踊ります。

    その時です!先ほどパンを恵んであげた老婆が美しい仙女となって現れたのです!!

    仙女は親切に接し、パンをくれたお礼にと四季の贈り物をします。

    四季の精たちは春・夏・秋・冬とそれぞれの美しい踊りをシンデレラに披露します。

    そして、最後に仙女が魔法の杖を一振りした、その時、シンデレラの着ていた洋服はたちまち美しいドレスに変わり、カボチャは馬車に変身します。

    仙女は「この魔法は12時には解けてしまいます。12時の鐘がなる前には必ず帰りなさい。」とシンデレラに告げます。

    そして、シンデレラはお城の舞踏会へと旅立ちます。

    『シンデレラ』第1幕のみどころ

    継母や義理の姉たちから召使いのように扱われているシンデレラ。

    シンデレラの義理の姉役は男性がトゥシューズを履いてコミカルな演技を見せるという演出もあり、そのコミカルっぷりを楽しみにしている人も多いほどです。

    継母や義理の姉たちから仲間外れにされ舞踏会へも置いていかれてしまうシンデレラ。

    1人でほうきを相手に舞踏会を夢見て踊りだします。

    そんな、健気なシンデレラの様子がわかるのが1幕です。

    このような状況であっても決して卑屈にならず、老婆に親切に接することができるシンデレラの心の美しさがわかるシーンです。

    『シンデレラ』第1幕のヴァリエーション

    バレエ版『シンデレラ』にはコンクールで使用されるヴァリエーションはあまりないものの、発表会や小作品集などではよく見かける有名なものが多いです。

    『シンデレラ』第1幕に登場するヴァリエーション一覧は下記の通りです。

    ・シンデレラのソロ(ほうきで踊るシーン)

    ・四季(春・夏・秋・冬)それぞれのヴァリエーション

    ヴァリエーションではありませんが、シンデレラが仙女や四季の精たちと踊る、賑やかなワルツも有名なシーンです。

    見逃さないようにチェックしましょう!!

    『シンデレラ』第2幕

    シンデレラが憧れていた舞踏会に到着!

    王子と出会うことはできるのでしょうか!?

    バレエ版『シンデレラ』第2幕のあらすじやみどころ、登場するヴァリエーションを紹介します。

    『シンデレラ』第2幕のあらすじ

    お城では華やかな舞踏会が繰り広げられています。

    そこへ、仙女の魔法のおかげで美しく変身を遂げたシンデレラが登場します。

    あまりの美しさに継母や義理の姉はシンデレラだということに気がつきません。

    それどころか、舞踏会に来ていたいた人たちもシンデレラの美しさに見惚れています。

    そして、シンデレラと王子は出会い、お互いに一目見た瞬間から恋に落ちます。

    王子はシンデレラに踊りを申し込み、2人は美しいパ・ド・ドゥを踊ります。
    シンデレラが1人、留守番をしていた際に夢見ていた王子との踊りが現実に叶った瞬間でした。

    シンデレラは仙女からの忠告を忘れ、王子との踊りに夢中になってしまいます。

    そして、12時の鐘がなり始めます。

    魔法が解けそうになり慌ててお城を後にするシンデレラは履いていたガラスの靴を片方落としてしまいます。

    王子は、突然去ってしまったシンデレラの残されたガラスの靴を胸に、シンデレラを必ず探し出す決意をするのでした。

    『シンデレラ』第2幕のみどころ

    第2幕はとにかく華やかな舞踏会の様子が魅力です。

    一人ぼっちで留守番をしていた際に夢見ていた、舞踏会での王子との踊りが、現実に叶った瞬間は見ている方も感動してしまいますね!!

    シンデレラと王子のパ・ド・ドゥも見逃し厳禁です!

    『シンデレラ』第2幕のヴァリエーション

    一番のみどころといっていい程、美しい王子とシンデレラのパ・ド・ドゥ。

    下記が『シンデレラ』第2幕に登場するヴァリエーション一覧です。

    ・シンデレラのヴァリエーション

    ・王子にヴァリエーション

    第2幕のシンデレラのヴァリエーションは緩急のある美しいメロディーが特徴的です。

    美しいシンデレラの様子が描かれていますが、美しいだけでなくテクニックの難易度が高いことでも知られています。

    長さも2分近くあるので、主役にふさわしい難易度の高い踊りとなっています。

    『シンデレラ』第3幕

    ガラスの靴を残しお城を後にした、シンデレラ。

    王子はシンデレラを見つけ出すことができるのでしょうか!?

    バレエ版『シンデレラ』第3幕のあらすじやみどころ、登場するヴァリエーションを紹介します。

    『シンデレラ』第3幕のあらすじ

    シンデレラが残していったガラスの靴を手に、様々な国へ出かけシンデレラを探す王子。

    ついにシンデレラの家に王子がやって来ますが、謙虚なシンデレラはガラスの靴の持ち主が自分であることを言いだせません。

    そんなシンデレラをよそに、王子の結婚相手になりたい欲深い義理の姉たちは我先にとガラスの靴が自分のものであると主張します。

    そして、代わる代わるガラスの靴を履こうとしましたが一向に履けません。

    無理やり足をねじ込もうとする義理の姉たちを止めようとシンデレラが動いた、その時!

    シンデレラのポケットからもう片方のガラスの靴がこぼれ落ちます。

    舞踏会の時のような美しいドレスではなく、みすぼらしい格好をしていたシンデレラですが、王子はシンデレラに気づき舞踏会で恋に落ちた女性であることを確信します。

    そして、2人は手を取り、めでたく結婚するのでした。

    『シンデレラ』第3幕のみどころ

    魔法が解けてしまったシンデレラに王子が気づくことができるかも重要なシーンですが、

    ガラスの靴を必死に履こうとする義理の姉たちのコミカルな演技も、1幕に引き続き隠れたみどころの1つです(笑)

    『シンデレラ』第3幕のヴァリエーション

    バレエ版『シンデレラ』第3幕ではヴァリエーションはないものの、王子が各国をガラスの靴を手にシンデレラを探す際に出会う各国の踊りが披露されます。

    ・東洋の踊り

    ・シンデレラと王子のワルツ

    バレエ公演について

    日本ではバレエの公演に行くことはまだあまり馴染みがないかもしれません。

    そのため、敷居が高いと感じてしまうことも多いようです。

    しかし、実際は案外気軽に行けるものです。

    バレエ公演の基本について紹介しますので、「バレエ公演に行ってみようかな」という方は参考にしてみてください。

    バレエ公演のチケット

    バレエの公演に行くには、まずチケットが必要です。

    チケットの価格はオーケストラ付きの生演奏と、そうでない場合か日本のバレエ団か海外のバレエ団か、全幕公演か※ガラ公演かによって価格は変わります。

    ※ガラ公演とは各作品から抜粋されたパ・ド・ドゥや小作品を集めた公演のことです。

    • チケットの価格

    チケットの価格は大体が3.000円から20,000円くらいの場合が多いです。

    • チケット(座席)の種類

    座席は指定になっておりS席、A席、B席、C席のように分かれています。

    会場にもよりますが、S席、A席は1階、B席、C席は2階や3階ということが多いです。

    1階席は舞台が近く、ダンサーや衣装、舞台の背景など間近で舞台の細かいところまで観ることができます。

    2階や3階席も舞台が遠くなってしまいますが、上から見えるので舞台の全体を観ることができるので意外とオススメです。

    バレエ公演を観に行く時の服装

    実は日本国内のバレエ公演ではドレスコードは決まっていません。

    そのため、スーツやドレスなど普段よりドレスアップする必要はありません。

    バレエ鑑賞は非日常を味わえる機会なので、せっかくなら少しおしゃれをして行くことをオススメします。

    • オススメの服装

    男性 ジャケット、シャツ

    女性 ワンピース、スカート(パンツスタイルでもOK)

    お子さま (女の子)ワンピースやスカート(男の子)襟付きのシャツ、ポロシャツ等

    ※マストではありませんが綺麗めな服装がオススメです。

    • 持っていると便利なもの

    ・オペラグラス

    ダンサーの表情や衣装等といった細かい部分も見ることができます。

    ・ブランケット

    会場内は空調が効いている場合が多く、夏には冷房が強く感じることもありますのでブランケットがあると肌寒く感じる時にも安心です。

    ・A4サイズが入るバッグ

    プログラムを購入したり、他の舞台のチラシをいただいたりするので、それらを入れられるA4サイズのバッグがオススメです。

    これらのものは必須ではありませんが、持っていると便利なものですので参考にしてみてくださいね。

    バレエ公演の鑑賞中マナー

    バレエ鑑賞はマナーに厳しいイメージもあるかもしれません。

    しかし、基本的に意識したいのは「他の観客の邪魔をしないこと」です。

    具体的には下記のことに気をつけます。

    ・上演中に客席を出入りしない

    ・上演中にしゃべらない

    ・物音を立てないようにする

    ・スマートフォンなどの電子機器の操作(上演中は電源をオフにするのが安心です)

    ・客席での飲食

    ・身を乗り出して見ること(後ろの人が見えにくくなってしまうため)

    バレエの公演は一度始まってしまうと休憩まで中に入れないこと・外に出られないこともあります。

    遅刻してしまった時は休憩までロビーで待たなければならない場合もありますので、時間には余裕を持つようにしましょう。

    まとめ

    バレエ版『シンデレラ』はよく知られている童謡やディズニー版と同じように幸せな結末を迎える場合が多いです。

    信じていれば夢は叶うと教えてくれる『シンデレラ』の舞台には勇気をもらえるはず!

    人気のある演目なので『シンデレラ』を上演するバレエ団も多いです。

    全幕公演を見る機会があれば、ぜひ足を運んでみてくださいね!!

    » 続きを読む

  2. 3大バレエの1つ!『くるみ割り人形』の全幕を徹底解説!

    毎年、秋が過ぎた頃の冬の始まりからクリスマスにかけて『くるみ割り人形』の公演が多く上演されます。

    様々なバレエ団がそれぞれの個性あふれる公演を行います。

    今回は冬の定番演目である『くるみ割り人形』のあらすじやみどころを全幕解説していきます!

    気になっている方は参考にしてみてくださいね!!

    チャイコフスキーの名作!!『くるみ割り人形』について知ろう

    『くるみ割り人形』はピョートル・チャイコフスキーが作曲したバレエ音楽で、その楽曲を用いた、バレエ作品でもあります。

    チャイコフスキーが手掛けた最後のバレエ音楽で、バレエの公演は1892年にサンクトペテルブルクのマリインスキー劇場で初演されました。

    『くるみ割り人形』の原作はドイツのE.T.A.ホフマンによる童話『くるみ割り人形とねずみの王様』を、アレクサンドル・デュマ・ペールがフランス語に翻案した『はしばみ割り物語』です。

    クリスマスにちなんだ作品なので、毎年クリスマス・シーズンには世界中で上演されています。

    クラシック・バレエを代表する作品の1つで、同じくチャイコフスキーが作曲した『白鳥の湖』『眠れる森の美女』と共に「3大バレエ」となっています。

    登場人物

    『くるみ割り人形』には数々の魅力的な人物が登場します。

    主な登場人物の一覧をご覧ください。

    ・クララ(マリー・マーシャ):主人公の少女

    ・王子:お菓子の国の王子

    ・ドロッセルマイヤー:人形遣いのおじさん

    ・フリッツ:クララの弟

    ・くるみ割り人形:変身させられた王子

    ・ねずみの王様:ねずみたちのボス

    ・雪の精(※コールド)

    ・スペイン(チョコレート)

    ・アラビア(コーヒー)

    ・中国(お茶)

    ・ロシア(トレパック)

    ・フランス(葦笛)

    ・金平糖の精

    ・花のワルツ(コールド)

    ※コールドについて

    群舞の集団を意味し、ソリスト以外の、群舞や大人数の情景を担当するダンサーをひとまとめに指していいます。

    バレエ団によって異なる主役やストーリー展開

    実は『くるみ割り人形』は公演を行う国やバレエ団によって主役が異なることがあります。

    主役であるクララの名前もマーシャやマリーといった呼ばれ方をすることも。

    また、「クララが少女で金平糖がお菓子の国の女王という設定」や「クララが成長して金平糖の精を踊るという設定」といったストーリー展開や設定も異なります。

    そういった演出も『くるみ割り人形』を観る際の楽しみの1つですね!

    くるみ割り人形』第1幕

    『くるみ割り人形』は全2幕で上演時間は約2時間10分~2時間15分程度と他のバレエ演目に比べ短めなためお子さまにも観やすい作品です

    そして、第1幕にはクリスマスを楽しむ子どもたちや、謎めいたドッセルマイヤー、ネズミたちとの戦いなど盛りだくさん!

    『くるみ割り人形』の第1幕の詳しいあらすじやみどころについて紹介します。

    『くるみ割り人形』第1幕のあらすじ

    クララの家でクリスマスパーティーが開かれ、招かれたお客たちが雪道の中続々と集まります。

    そして、楽しいクリスマスパーティーでしゃぐ子どもたちと、おしゃべりに花を咲かせる大人たち。

    そんな中、遅れてやってきたのは少し怪しい雰囲気のあるドッセルマイヤーです。

    ドッセルマイヤーはクララのお父さんの友人の人形師で、子どもたちにピエロやムーア人形といった機械仕掛けの人形を踊らせてみせてくれます。

    そして、クララに少し変わったくるみ割り人形をプレゼントしてくれました。

    クララはくるみ割り人形をとても気に入りましたが、兄のフリッツがからかいクララからくるみ割り人形を取り上げ壊してしまいます。

    その様子を見ていたドッセルマイヤーはフリッツをしかり追い払います。

    やがて、クリスマスパーティーはお開きになり、来客たちが雪の中帰っていきます。

    みんなが眠りについたところ、クララはふと目を覚まし広間にやってきます。

    すると突然、ネズミの大群が現れ、クララは襲われそうに!

    そこへ、くるみ割り人形が現れクララをかばい戦いますが、がなかなかネズミに勝てません。

    そして、クララも応戦することで、ネズミたちはようやく退散します。

    するとくるみ割り人形は美しく立派な王子に代わり「ネズミから救ってくれたお礼にクララを、一面雪の世界を通り※お菓子の国へと導きます。

    ※お菓子の国は公演によって異なり、魔法の国や人形の国と表現されることもあります。

    『くるみ割り人形』第1幕のみどころ

    『くるみ割り人形』第1幕のみどころは楽しいクリスマスの雰囲気が一転し、怪しい雰囲気のドッセルマイヤーが繰り出す機械人形(人が演じています)にクギ付けになる場面。

    また、ドッセルマイヤーがクララにくれたくるみ割り人形も不思議な雰囲気のある人形なのでこれからの展開が気になる重要なアイテムとなります。

    ネズミの大群とクララ、くるみ割り人形の戦いはドキドキ、ハラハラ!

    そして、くるみ割り人形が王子となりお菓子の国へ行く際に登場する、幻想的な雪の精たちの踊りにも注目です。

    くるみ割り人形』第1幕のヴァリエーション

    『くるみ割り人形』は第1幕にはヴァリエーションはありません。

    しかしながら、クララが1人で踊るシーンや、ネズミとの戦いのシーン、雪の精のコールドバレエは有名なシーンとなっていますので注目度が高いです。

    見逃さないようにしましょう!

    くるみ割り人形』第2幕

    お菓子の国へと旅立ったクララと王子が到着したのは、様々な国のお菓子の精が登場する華やかで可愛い世界でした。

    個性豊かなお菓子の精たちの踊りやクライマックスが気になる第2幕のあらすじやみどころなどを紹介します!!

    『くるみ割り人形』第2幕のあらすじ

    お菓子の国に到着したクララと王子は、様々な国のお菓子の精に歓迎されます。

    そして、お菓子の精による華やかな宴が始まります。

    まず、踊りを披露するのはチョコレートの精(スペインの踊り)そして、コーヒーの精(アラビアの踊り)、お茶の精(中国の踊り)、トレパック(ロシアの踊り)、あし笛(フランスの踊り)と続きます。

    コールドバレエの花のワルツも華やかに登場し、ラストを飾るのは王子と金平糖の精のパ・ド・ドゥです。

    そして、お菓子の国全員で華やかな※コーダを踊り、クララは再び夢の中へ・・。

    目を覚ますとそこはクララの家の広間でした。

    横には壊れたくるみ割り人形が。

    クララが体験した出来事は夢だったのでしょうか?

    クララは愛おしそうにくるみ割り人形を抱え、ストーリーは終わります。

    バレエにおけるコーダ(Coda)とは、幕の終わりに大団円を迎える部分をさします。楽曲においては、独立してつくられた終結部分のことです。

    『くるみ割り人形』第2幕のみどころ

    第2幕のみどころは何といっても個性的なお菓子の国のお菓子の精たち!

    それぞれの国の特徴を掴んだ個性的で可愛いお菓子の精が踊る踊りは『くるみ割り人形』の定番で、発表会などでも上演されることが多いです。

    また、王子と金平糖の精の王子と金平糖の精のパ・ド・ドゥはクライマックスにふさわしく、うっとりするほど華やかです。

    くるみ割り人形が王子になる設定と同様に、クララが金平糖の精になる設定も存在します。

    くるみ割り人形がお菓子の国の女王という設定もあります。

    『くるみ割り人形』第2幕のヴァリエーション

    『くるみ割り人形』の第2幕では王子と金平糖の精のパ・ド・ドゥがあるので、それぞれのヴァリエーションも存在します。

    また、ソロではない場合も多くありますが各国のお菓子の精のヴァリエーションも個性豊かで『くるみ割り人形』第2幕を観る楽しみの1つ!

    下記は『くるみ割り人形』の第2幕に登場するヴァリエーションの一覧です。

    チョコレートの精(スペインの踊り)

    ・コーヒーの精(アラビアの踊り)

    ・お茶の精(中国の踊り)

    ・トレパック(ロシアの踊り)

    ・あし笛(フランスの踊り)

    ・王子のヴァリエーション

    ・金平糖のヴァリエーション

    王子のヴァリエーションと金平糖のヴァリエーションはコンクールでも踊られることも多い人気のヴァリエーションです!

    バレエ公演について

    日本ではバレエの公演に行くことはまだあまり馴染みがないかもしれません。

    そのため、敷居が高いと感じてしまうことも多いようです。

    しかし、実際は案外気軽に行けるものです。

    バレエ公演の基本について紹介しますので、「バレエ公演に行ってみようかな」という方は参考にしてみてください。

    バレエ公演のチケット

    バレエの公演に行くには、まずチケットが必要です。

    チケットの価格はオーケストラ付きの生演奏と、そうでない場合か日本のバレエ団か海外のバレエ団か、全幕公演か※ガラ公演かによって価格は変わります。

    ※ガラ公演とは各作品から抜粋されたパ・ド・ドゥや小作品を集めた公演のことです。

    • チケットの価格

    チケットの価格は大体が3.000円から20,000円くらいの場合が多いです。

    • チケット(座席)の種類

    座席は指定になっておりS席、A席、B席、C席のように分かれています。

    会場にもよりますが、S席、A席は1階、B席、C席は2階や3階ということが多いです。

    1階席は舞台が近く、ダンサーや衣装、舞台の背景など間近で舞台の細かいところまで観ることができます。

    2階や3階席も舞台が遠くなってしまいますが、上から見えるので舞台の全体を観ることができるので意外とオススメです。

    バレエ公演を観に行く時の服装

    実は日本国内のバレエ公演ではドレスコードは決まっていません。

    そのため、スーツやドレスなど普段よりドレスアップする必要はありません。

    バレエ鑑賞は非日常を味わえる機会なので、せっかくなら少しおしゃれをして行くことをオススメします。

    • オススメの服装

    男性 ジャケット、シャツ

    女性 ワンピース、スカート(パンツスタイルでもOK)

    お子さま (女の子)ワンピースやスカート(男の子)襟付きのシャツ、ポロシャツ等

    ※マストではありませんが綺麗めな服装がオススメです。

    • 持っていると便利なもの

    ・オペラグラス

    ダンサーの表情や衣装等といった細かい部分も見ることができます。

    ・ブランケット

    会場内は空調が効いている場合が多く、夏には冷房が強く感じることもありますのでブランケットがあると肌寒く感じる時にも安心です。

    ・A4サイズが入るバッグ

    プログラムを購入したり、他の舞台のチラシをいただいたりするので、それらを入れられるA4サイズのバッグがオススメです。

    これらのものは必須ではありませんが、持っていると便利なものですので参考にしてみてくださいね。

    バレエ公演の鑑賞中マナー

    バレエ鑑賞はマナーに厳しいイメージもあるかもしれません。

    しかし、基本的に意識したいのは「他の観客の邪魔をしないこと」です。

    具体的には下記のことに気をつけます。

    ・上演中に客席を出入りしない

    ・上演中にしゃべらない

    ・物音を立てないようにする

    ・スマートフォンなどの電子機器の操作(上演中は電源をオフにするのが安心です)

    ・客席での飲食

    ・身を乗り出して見ること(後ろの人が見えにくくなってしまうため)

    バレエの公演は一度始まってしまうと休憩まで中に入れないこと・外に出られないこともあります。

    遅刻してしまった時は休憩までロビーで待たなければならない場合もありますので、時間には余裕を持つようにしましょう。

    まとめ

    発表会の演目でも人気のある『くるみ割り人形』はバレエの定番といっても過言ではありません。

    上演される国やバレエ団によってストーリーの設定や展開が異なるため、何度観ても楽しめる作品です。

    毎年、冬の始まりを感じる11月頃から上演されることが多いので、興味がある方は一度観にいってみてくださいね!

    クリスマス気分を盛り上げたいという方も必見です!!

    » 続きを読む

  3. コミカルで華やか!!『ドン・キホーテ』の全幕を徹底解説!

    明るくコミカルな『ドン・キホーテ』は誰でも楽しめるバレエ作品です。

    バレエらしい華やかなシーンや幻想的なシーンまで、みどころもたくさん!

    『ドン・キホーテ』を観る際に、さらに楽しめるよう、あらすじやみどころ、登場するヴァリエーションなどについて詳しく解説していきます!

    鑑賞を予定している方や検討中の方は参考にしてみてくださいね!!

    ドン・キホーテは実は脇役!?『ドン・キホーテ』について知ろう!!

    登場人物が多くドタバタ劇がコミカルな『ドン・キホーテ』

    実は主役はドン・キホーテではないんです!

    登場人物について良く知っておくとストーリーを理解しやすいので、『ドン・キホーテ』の概要や登場人物について紹介します。

    『ドン・キホーテ』の概要

    『ドン・キホーテ』(英: Don Quixote)は、セルバンテスによる同名小説を翻案したバレエ作品です。

    振付家マリウス・プティパがレオン・ミンクスの楽曲を用いて創作し、1869年12月26日にモスクワのボリショイ劇場で初演されました。

    1900年に、振付家アレクサンドル・ゴルスキーが、プティパ版の大幅な改訂を行い、現在上演されている『ドン・キホーテ』の演出のほとんどがゴルスキーによる改訂版を基とされるようになりました。

    『ドン・キホーテ』のストーリーはスペインのバルセロナを舞台に、主人公のカップルが親の反対を乗り越えて結婚に至るまでを描いた喜劇が主軸となっています。

    そのため、実はタイトル・ロールであるドン・キホーテは脇役として登場します。

    クラシック・バレエならではの高度なテクニックやスペイン舞踊、コミカルな演技が取り入れられた華やかな演目となっています。

    登場人物

    『ドン・キホーテ』には数々の個性豊かな人物が登場します。

    主な登場人物の一覧をご覧ください。

    ・キトリ(主人公の明るく強気な女性でバジルの恋人)

    ・バジル(キトリの恋人で、床屋の息子)

    ・ドン・キホーテ(自称「騎士の旅人」)

    ・サンチョ・パンサ(ドン・キホーテの従者)

    ・ガマーシュ(街のお金持ちの貴族)

    ・ロレンツォ(キトリの父親で、金持ちの貴族ガマーシュと結婚させようとしている)

    ・エスパーダ(闘牛士)

    ・メルセデス(エスパーダの恋人)

    ・キトリの友人(キトリと幼なじみ、キトリとバジルを見守ります)

    ・ドルネシア姫(ドン・キホーテの夢の中に登場するお姫様)

    ・キューピット

    ・森の女王

    このように『ドン・キホーテ』は登場人物が多い作品です。

    これから、あらすじを通して詳しくみていきましょう!!

    ドン・キホーテ』第1幕

    『ドン・キホーテ』第1幕はプロローグから始まり、賑やかなバルセロナ広場へと場面が変わります。

    詳しいあらすじや、みどころ、登場するヴァリエーションなど見逃しがないよう、紹介していきます!

    『ドン・キホーテ』第1幕のあらすじ

    プロローグはとある村から始まります。

    村に住む郷士(ごうし)アロンソ・キハーノは中世の騎士物語に夢中になっていました。

    物語に夢中になるあまり、次第に現実と物語の区別がつかなくなってしまったアロンソは、自分が物語の主人公ドン・キホーテだと思い込み、服装から立ちふるまいも中世の騎士のようになっていきます。

    そして、ついには空想の人物であるドルネシア姫を探すため、付き人のサンチョ・パンサと共に旅へと出発します。

    場面は人々が行き交う活気に満ち溢れた、バルセロナの街の広場へと変わります。
    この街では宿屋の看板娘のキトリと床屋の息子バジルが暮らしています

    この2人は恋人同士で、いつも一緒ですが、キトリの父親ロレンツオはお金持ちの貴族マーシュとキトリと結婚させようと考えています。

    しかし、そんな父親のもくろみも気にせず、キトリはバジルは一層仲良しです。

    広場にはエスパーダ(闘牛士)たちが登場し、さらに活気づきます。

    そこへやってきた、ドン・キホーテとサンチョ・パンサ。

    街の人々は時代遅れの格好をしたドン・キホーテに驚きを隠せません。

    そして、ドン・キホーテはキトリをドルネシア姫だと思い込んでしまいます。

    そんな中、サンチョ・パンサが盗み食いをしたと勘違いされ、街中が大騒ぎに!

    大騒ぎの中、キトリとバジルは街から逃げ出します。

    キトリがいないことに気づいたドン・キホーテとサンチョ・パンサは慌てて2人を追いかけます。

    『ドン・キホーテ』第1幕のみどころ

    『ドン・キホーテ』第1幕のみどころは、賑やかな街で繰り広げられるドタバタ劇(ドタバタは続きます。笑)

    バレエにはセリフがありませんが、キトリとバジルの仲の良さや、ドン・キホーテが中世の騎士姿で街に現れるコミカルさなどが描かれています。

    また、キトリの父親の思惑も今後のストーリー展開に重要なポイントなので知っておくと展開がわかりやすいでしょう。

    『ドン・キホーテ』第1幕のヴァリエーション

    『ドン・キホーテ』第1幕に登場に登場するのはキトリのヴァリエーションです。

    このヴァリエーションの長さは1分弱と短いですが、脚を素早くあげる、背中を反らせて大きなジャンプをする、連続でターンを回るといった高度なテクニックが含まれます。

    また、テクニックをこなすだけでなくキトリの明るく活気のある性格や気の強さなどを表す表現力が必要となります。

    中級レベル程度の難易度で、コンクールでも見かける人気のヴァリエーションとなっています。

    ドン・キホーテ』第2幕 

    『ドン・キホーテ』第2幕ではキトリとバジルは逃げ切ることができるのかと、ドン・キホーテの夢は叶うのかが描かれます。

    どちらも展開が気になりますね!

    それでは、『ドン・キホーテ』第2幕のあらすじやみどころ、登場するヴァリエーションをみていきましょう!!

    『ドン・キホーテ』第2幕のあらすじ

    街を後にしたキトリとバジルはジプシーたちが集まる場所までやってきました。

    最初はジプシーたちに怪しまれてしまう2人でしたが、駆け落ちをしたことを伝えるとすぐに歓迎の踊りを披露してくれました。

    そこへ、ドン・キホーテとサンチョ・パンサもやってきました。

    ジプシーによる人形劇を観たドン・キホーテは、劇中に登場した悪役を本物の悪者だと勘違いし倒そうと飛びかかります。

    そして、次には風車を悪者だと勘違いし、槍(ヤリ)を持ち突進してしまいます。

    風車に舞い上げられたドン・キホーテは気絶してしました・・。

    意識を失ったドン・キホーテは夢を見ます(ドン・キホーテの夢の場)

    夢の中で森の中にいるドン・キホーテは、探し求めていたドルネシア姫やキューピット、森の女王に出会いました。

    探し求めていたドルネシア姫が美しい踊りを披露し、キューピットや森の女王も続けて踊りを披露します。

    キューピットに胸を打たれたドン・キホーテはようやく目を覚まします。

    そこへ、キトリの父親ロレンツォと貴族のガマーシュがやってきてキトリとバジルの後を追います。

    『ドン・キホーテ』第2幕のみどころ

    『ドン・キホーテ』第2幕のみどころはなんといっても、ドン・キホーテの夢の中の様子が描かれた「夢の場」のシーンです。

    幻想的な森の中で美しいドルネシア姫やキューピット、森の女王が登場します。

    発表会ではこの「夢の場」を演目に入れている場合も多く有名で人気のあるシーンとなっています。

    『ドン・キホーテ』第2幕のヴァリエーション

    『ドン・キホーテ』第2幕の「夢の場」では多くのヴァリエーションが披露されます。

    下記は『ドン・キホーテ』の第2幕に登場するヴァリエーションの一覧です。

    ・ドルネシア姫のヴァリエーション

    ・キューピットのヴァリエーション

    ・森の女王のヴァリエーション

    上記のヴァリエーションはコンクールや発表会でも、よく踊られています。

    特にキューピットのヴァリエーションはお子さまが挑戦しやすいので人気が高いです!

    ドン・キホーテ』第3幕

    『ドン・キホーテ』第3幕では、これまでのドタバタ劇の結末が描かれます。

    それでは、『ドン・キホーテ』第3幕のあらすじやみどころ、登場するヴァリエーションをみていきましょう!!

    『ドン・キホーテ』第3幕のあらすじ

    街の酒場ではキトリの友人とエスパーダ(闘牛士)とその恋人のメルセデスが踊りを楽しんでいます。

    キトリとバジルがそこへ逃げ込んできます。

    2人を追いかけてきたロレンツォたちに見つかってしまったキトリは、再びガマーシュとの結婚を強要されてしまいます。

    すると、バジルは自殺をはかり周囲を驚かせます。

    しかし、実はこれはバジルの作戦で自殺は演技でした。

    すっかり腰を抜かしたロレンツォとガマーシュ。

    ロレンツォはついに2人の結婚を許すことに!

    キトリとバジルの結婚式が行われることになりました!

    キトリの友人やエスパーダ、メルセデスも2人の結婚をお祝いし踊りを披露します。

    キトリとバジルのパ・ド・ドゥも披露され最後は全員で※コーダを踊り物語は終わりを迎えます。

    2人の結婚式を見届けたドン・キホーテとサンチョ・パンサは新たな冒険へと旅立ちます。

    バレエにおけるコーダ(Coda)とは、幕の終わりに大団円を迎える部分をさします。

    『ドン・キホーテ』第3幕のみどころ

    『ドン・キホーテ』第3幕のみどころは、結婚を許してもらうためにバジルが狂言自殺を試みるシーン。

    ドキドキな展開から目が離せません。

    また、ロレンツォに結婚を許してもらってからは、2人の結婚式が盛大に祝われます。

    最大のみどころはなんといってもキトリとバジルのパ・ド・ドゥ。

    うっとりするほど華やかで、高いテクニックも次々と披露されます。

    中でもコーダで披露されるキトリのグランフェッテは32回転。

    このシーンでは会場が最高に盛り上がります。

    ぜひ、注目してみてくださいね!!

    『ドン・キホーテ』第3幕のヴァリエーション

    『ドン・キホーテ』第3幕ではたくさんの有名なヴァリエーションが登場します!

    下記は『ドン・キホーテ』の第3幕に登場するヴァリエーションの一覧です。

    ・キトリの友人第1のヴァリエーション

    ・キトリの友人第2のヴァリエーション

    ・キトリのヴァリエーション

    ・バジルのヴァリエーション

    キトリの扇子を持って踊るヴァリエーションはコンクールでもよく踊られる有名で人気の高いヴァリエーションです。

    また、バジルのヴァリエーションも有名で人気が高くコンクールでも定番のヴァリエーションとなっています。

    バレエ公演について

    日本ではバレエの公演に行くことはまだあまり馴染みがないかもしれません。

    そのため、敷居が高いと感じてしまうことも多いようです。

    しかし、実際は案外気軽に行けるものです。

    バレエ公演の基本について紹介しますので、「バレエ公演に行ってみようかな」という方は参考にしてみてください。

    バレエ公演のチケット

    バレエの公演に行くには、まずチケットが必要です。

    チケットの価格はオーケストラ付きの生演奏と、そうでない場合か日本のバレエ団か海外のバレエ団か、全幕公演か※ガラ公演かによって価格は変わります。

    ※ガラ公演とは各作品から抜粋されたパ・ド・ドゥや小作品を集めた公演のことです。

    • チケットの価格

    チケットの価格は大体が3.000円から20,000円くらいの場合が多いです。

    • チケット(座席)の種類

    座席は指定になっておりS席、A席、B席、C席のように分かれています。

    会場にもよりますが、S席、A席は1階、B席、C席は2階や3階ということが多いです。

    1階席は舞台が近く、ダンサーや衣装、舞台の背景など間近で舞台の細かいところまで観ることができます。

    2階や3階席も舞台が遠くなってしまいますが、上から見えるので舞台の全体を観ることができるので意外とオススメです。

    バレエ公演を観に行く時の服装

    実は日本国内のバレエ公演ではドレスコードは決まっていません。

    そのため、スーツやドレスなど普段よりドレスアップする必要はありません。

    バレエ鑑賞は非日常を味わえる機会なので、せっかくなら少しおしゃれをして行くことをオススメします。

    • オススメの服装

    男性 ジャケット、シャツ

    女性 ワンピース、スカート(パンツスタイルでもOK)

    お子さま (女の子)ワンピースやスカート(男の子)襟付きのシャツ、ポロシャツ等

    ※マストではありませんが綺麗めな服装がオススメです。

    • 持っていると便利なもの

    ・オペラグラス

    ダンサーの表情や衣装等といった細かい部分も見ることができます。

    ・ブランケット

    会場内は空調が効いている場合が多く、夏には冷房が強く感じることもありますのでブランケットがあると肌寒く感じる時にも安心です。

    ・A4サイズが入るバッグ

    プログラムを購入したり、他の舞台のチラシをいただいたりするので、それらを入れられるA4サイズのバッグがオススメです。

    これらのものは必須ではありませんが、持っていると便利なものですので参考にしてみてくださいね。

    バレエ公演の鑑賞中マナー

    バレエ鑑賞はマナーに厳しいイメージもあるかもしれません。

    しかし、基本的に意識したいのは「他の観客の邪魔をしないこと」です。

    具体的には下記のことに気をつけます。

    ・上演中に客席を出入りしない

    ・上演中にしゃべらない

    ・物音を立てないようにする

    ・スマートフォンなどの電子機器の操作(上演中は電源をオフにするのが安心です)

    ・客席での飲食

    ・身を乗り出して見ること(後ろの人が見えにくくなってしまうため)

    バレエの公演は一度始まってしまうと休憩まで中に入れないこと・外に出られないこともあります。

    遅刻してしまった時は休憩までロビーで待たなければならない場合もありますので、時間には余裕を持つようにしましょう。

    まとめ

    明るく元気なキトリと男気のあるバジルの華やかでダイナミックな恋模様やドン・キホーテとサンチョ・パンサのコミカルな動きから始終、目を離すことができません。

    発表会では第2幕の「夢の場」から第3幕のキトリとバジルの結婚式までを演目として取り入れる場合が多いです。

    誰でも楽しめる作品となっていますので、バレエの公演を観るのが初めての方も安心して観ることができるオススメの演目です。

    » 続きを読む

バレゾナンス総合お問い合わせ:品川高輪教室代表電話:03-6450-3412受付時間:月曜-金曜12:00~20:00 土曜12:00~19:00 日曜10:30~19:00

バレエKnow 記事一覧

ページ上部へ戻る