2024バレエ公演

  1. どのバレエ団が何の演目を上演した?2024年バレエ公演を徹底解説!!

    2024年には日本国内で多くのバレエ作品が上演されました。

    各バレエ団によって個性あふれる作品が多く、年々注目度が高くなっているバレエ団や作品も多いです。

    今回は現在、特に注目を集め人気となっているK-BALLET TOKYO、新国立劇場バレエ団、谷桃子バレエ団の2024年に上演された公演を紹介していきたいと思います。

    これからバレエ鑑賞をしようと思っている方は参考になさってくださいね!

    オリジナリティ溢れる作品が多数!K-BALLET TOKYOの2024公演作品

    バレエダンサーとして有名な熊川哲也さんが手がけるK-BALLET TOKYOの舞台は芸術性が高くオリジナリティに溢れているのが特徴です。

    2024年も多くの公演が上演され、観客数も年々増え続けています。

    そんな、K-BALLET TOKYOの2024年公演についてみていきましょう!!

    K-BALLET TOKYOとは

    英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパルとして世界の頂点を極めたバレエダンサー熊川哲也さんが、1999年に自ら芸術監督を務めるKバレエ カンパニーを設立。

    株式会社TBSテレビが興行を担当し、創立時から「芸術面で妥協をしないバレエを実現すること」を理念としています。

    また、シアター・オーケストラ・トーキョーを保有し、日本で唯一オーケストラを持つバレエ団です。

    熊川さん自身の新演出による古典バレエやオリジナルの振付作品などを中心に公演を行っており、年間公演数は約50回。

    観客動員数およそ10万人で、新作全幕バレエ作品をほぼ毎年上演するなどの活動実績と共に日本で人気の高いバレエ団となっています。

    K-BALLET TOKYOの2024年公演

    年間公演数は約50回、観客動員数およそ10万人ということでチケットが売り切れることも多数あるK-BALLET TOKYO!

    K-BALLET TOKYOは2024年にどのような公演が上演されたのでしょうか?

    2024年の公演とその概要を紹介します!

    2024年3月『ジゼル』

    公演期間

    2024年3月16日~24日

    公演概要

    古典改訂からオリジナル作品まで多数の名作を世に送り出している熊川哲也さんが2001年に手掛けた初の全幕プロダクション『ジゼル』。

    熊川さんはダンサーとしてロマンティック・バレエ最高傑作である『ジゼル』をこよなく愛し「完成されたバレエ」として格別な敬意を抱いてきました。

    あくまでも伝統に忠実に寄り添いながら、卓越した演出技法によってドラマティックな世界を舞台に現出させています。

    2024年4月『シンデレラの家』

    公演期間

    2024年4月27日~29日

    公演概要

    多くの人々が知る物語『シンデレラ』を、K-BALLETが日本の現実を生きるヤングケアラーを主人公に新たな物語として再生。

    振付・演出はヨーロッパで最注目のジュゼッペ・スポッタです。

    そして、演奏には古い電化製品を「電磁楽器」に蘇らせ演奏する異才の音楽家 和田 永さん、衣裳にはジェンダーレスブランド・MIKAGE SHINをリードするデザイナーの進 美影さんが担当しました。

    ダンサーには酒井はなさん、白石あゆ美さんが参加し最前線で活躍するクリエイターたちの技が織りなす『シンデレラ』の誕生となりました。

    2024年5月『カルミナ・ブラーナ』

    公演期間

    2024年5月24日~26日

    公演概要

    ダンサー、管弦楽、合唱など総出演者250名超えの再演不可能といわれた幻の衝撃作『カルミナ・ブラーナ』

    熊川さんが「美しく優美なバレエの概念を超えた戦慄の物語を授けた」と語り、過去にはわずか2夜限りの上演でありながら大きな話題となりました。

    2021年のコロナ禍に上演された際には、人類と悪の対比をより鮮明に浮かび上がらせ、ステージ界では類を見ない撮影規模で映像作品として発表。

    そして、2024年についに生の舞台での再演され上演が実現しました。

    2024年6月『ラ・バヤデール』

    公演期間

    2024年6月1日~12日

    公演概要

    K-BALLETでは8年ぶりの上演となった『ラ・バヤデール』

    熊川哲也さんにとって『ラ・バヤデール』はスターダムへと駆け上がった出発点のような作品です。

    K-BALLET創立の15周年に熊川さんによって手がけられ、古代インドへタイムスリップしたかのような舞台美術と禁忌の恋、裏切り、嫉妬、陰謀といった愛憎渦巻くスペクタクルなストーリーが目の離せない展開となりました。

    2024年9月・10月『マーメイド』

    公演期間

    2024年9月8日~10月6日

    公演概要

    2024年秋に世界初初演となったバレエ版の『マーメイド』

    誰もが知るアンデルセンの名作『人魚姫』が熊川さんの手によって新たに命を吹き込まれました。

    神秘溢れる海底の世界、人間界に憧れる人魚姫の様子などが見事に描かれています。

    また、原作にはないシャーク役の登場など、オリジナル設定も話題に。

    大人から子どもまで楽しめるファンタジー作品となりました。

    2024.11月・12月『くるみ割り人形』

    公演期間

    2024年11月23日~12月8日

    公演概要

    毎年11月から12月に恒例となっているK-BALLETの『くるみ割り人形』公演。

    巨大化するツリーに人形とネズミの戦い、神秘的な雪の国、人形王国の色鮮やかな踊りの数々等、『くるみ割り人形』の名シーンに加え

    熊川さんが手がけるオリジナリティあふれる演出が不動の人気となっています。

    古典からオリジナル作品まで見応えあり!新国立劇場バレエ団2024公演作品

    常に質の高い公演を上演し続けている新国立劇場バレエ団。

    定評のある古典作品からお子さまが楽しめる童話を元にしたオリジナル作品まで幅広く公演を行なっています。

    そんな、新国立劇場バレエ団の2024年公演を紹介します!!

    新国立劇場バレエ団とは

    新国立劇場バレエ団は、新しい舞台芸術の拠点として開場した劇場とともに、島田廣初代芸術監督のもと、1997年に発足しました。

    日本で唯一、国立の劇場に所属するバレエ団で、新国立劇場は、オペラ劇場、中劇場、小劇場と3つの劇場を有しています。

    レパートリーは古典をはじめ、20世紀の名作から、現代振付家の作品まで多岐に渡ります。

    また、最近では新国立劇場オリジナル作品のレパートリー化を図るなど、バレエ団としての独自色もみられます。

    2020年には、元英国ロイヤル・バレエ団プリンシパルの吉田都が芸術監督に就任し、今後の活動に注目が集まるバレエ団となっています。

    新国立バレエ団の2024年公演

    新国立劇場バレエ団では古典作品から完全オリジナル作品まで2024年も多くの質の高い公演が上演されました。

    新国立劇場バレエ団の魅力が詰まった2024年の公演作品を紹介します。

    2024年2月『ホフマン物語』

    公演期間

    2024年2月23日~2月25日

    公演概要

    英国の振付家であるピーター・ダレルの傑作『ホフマン物語』は舞台装置や衣装が一新され2015年に制作されました。

    主人公であるホフマンの恋愛遍歴を通じて人間ドラマが描かれています。

    オッフェンバック作曲の美しい音楽に乗せてロマンティックで幻想的な物語が特徴です。

    2024年4月・5月『ラ・バヤデール』

    公演期間

    2024年4月27日~5月5日

    公演概要

    2000年に牧阿佐美舞踊芸術監督の改訂振付第1作として新制作された『ラ・バヤデール』

    古典バレエを堪能できる演出やリエンタルな色彩の舞台美術、ペクタクルなストーリー展開が特徴です。

    牧阿佐美版ならではの解釈と美しさは一見の価値があるでしょう。

    2024年6月『アラジン』

    公演期間

    2024年6月14日~6月23日

    公演概要

    ディズニー映画やミュージカルにもなっている有名作品『アラジン』のバレエ版です。

    新国立劇場で初演され、英国バーミンガム・ロイヤルバレエ団やヒューストン・バレエ団でも上演されました。

    音楽はカール・デイヴィスで親しみやすく、空飛ぶ絨毯やランプの精の登場シーンなど『アラジン』らしい見所が詰まっています。

    大人から子どもまで楽しむことのできる作品です。

    2024年7月『人魚姫』

    公演期間

    2024年7月27日~7月30日

    公演概要

    人間の世界に憧れた人魚姫が海の外で出会ったのは恋の喜びや悲しみでした。

    新国立劇場バレエ団から誕生するオリジナルバレエとして『人魚姫』の切ないラブストーリーが誕生しました。

    新国立劇場では子どもたちのために、優れたバレエ芸術に触れられる機会を提供するために新国立劇場 こどものためのバレエ劇場』を実施。

    そのため、新国立劇場バレエ団の『人魚姫』は子どもから大人まで楽しめる作品となっています。

    2024年10月・11月『眠れる森の美女』

    公演期間

    2024年10月25日~11月4日

    公演概要

    新国立劇場バレエ団の『眠れる森の美女』は2014年11月にシーズン開幕を飾り、新制作されました。

    古典のスタイルを守りながら、現代的な感覚を活かした振付、洗練された色彩豊かな衣裳、豪華絢爛な美術が絶賛されました。

    また、新国立劇場バレエ団のダンサー層の厚さを実感できる古典最高傑作となっています。

    2024年1月(2025年1月まで)『くるみ割り人形』

    公演期間

    2024年12月21日 ~2025年 1月5日

    公演概要

    この『くるみ割り人形』は2017年に初演され、ウエイン・イーグリングの振付による華麗な振付、上品で華やかな美術や衣裳などが高く評価されました。

    「少女クララの夢」をテーマに、クララの成長が描かれています。

    高度なテクニックが求められる主役のみならず、雪の場面や花のワルツのコールドといった見所も多くなってます。

    冬の風物詩である『くるみ割り人形』を存分に楽しめる内容となっています。

    You Tubeでも話題!谷桃子バレエ団の2024公演作品

    年間の公演数は多くないものの伝統のある古典作品から創作作品まで高評価を得ています。

    またYou Tubeの公開で一気に知名度が上がったダンサーも多数!!

    年々、人気が高くなっておりチケットが売り切れることもあるようです。

    谷桃子バレエ団の2024年公演についてみていきましょう!!

    谷桃子バレエ団とは

    谷桃子バレエ団は1949年、戦後初のスター・バレリーナとなった、谷桃子さんにより設立されたバレエ団です。

     創立の6年後である1955年には『白鳥の湖』を全幕初演し、この公演が絶賛を浴び、谷桃子バレエ団では『白鳥の湖』が新春公演として恒例となりました。

    1957年には『ジゼル』の全幕をバレエ団で初演。

    この公演の成功により『白鳥の湖』と『ジゼル』が二大レパートリーとして上演され続けられています。

    谷桃子さんの後任は高部尚子さんが芸術監督に就任しました。

    伝統のある古典バレエと創作作品を上演し、公演までの様子をYou Tubeで公開するなど注目度が高いバレエ団となっています。

    谷桃子バレエ団の2024年公演

    伝統を守りながら上演される古典作品に加え、創作作品も高評価を得ている谷桃子バレエ団の公演は回を増すごとに話題となっています。

    そんな、谷桃子バレエ団の2024年に上演された公演を紹介します!!

    2024年1月『白鳥の湖』

    公演期間

    2024年1月13日・1月14日

    公演概要

    谷桃子バレエ団創立75周年という節目の年の幕開けにあたり、新春公演として『白鳥の湖』全4幕の公演が上演されました。

    チャイコフスキー音楽、マリウス・プティパ、レフ・イワーノフ振付による古典の傑作である『白鳥の湖』は、世界各地でさまざまな趣向の改訂版が上演されてきました。

    一方で谷桃子バレエ団による『白鳥の湖』は、ロシアの流れを汲んだ、スタンダードでありながら、丁寧な演出で古典バレエの魅力を伝え、多くの人々に愛されてきた伝統の作品となっています。

    2024年6月『TMB HISTORY GALA PERFORMANCES

    公演期間

    2024年6月15日・6月16日

    公演概要

    谷桃子バレエ団創立75周年を記念して公演されたGALA公演『TMB HISTORY GALA PERFORMANCES』

    75年の歴史を振り返る特別なこの公演は、バレエ団の全11作品あるレパートリーの中から、それぞれの名場面を順に展開されました。

    ・演目一覧

    『ドン・キホーテ』よりグラン・パ・ド・ドゥ/『ジゼル』第2幕よりパ・ド・ドゥ

    『白鳥の湖』より黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ /『シンデレラ』よりパ・ド・ドゥ

    『ライモンダ』よりパ・ド・ドゥ/『眠れる森の美女』よりパ・ド・ドゥ

    『リゼット』とコーラのグラン・パ・ド・ドゥ/『ラ・フィーユ・マル・ガルデ』の別称

    『くるみ割り人形』よりグラン・パ・ド・ドゥ/『海賊』より花園 その他

    2024年8月『レ・ミゼラブル Les Miserables』

    公演期間

    2024年8月28日〜8月30日

    公演概要

    世界3大ミュージカルの1つである『レ・ミゼラブル Les Miserables』をバレエで表現した谷桃子バレエ団のオリジナル作品です。

    ミュージカル版ではセリフがありますが、バレエ版にはセリフはありません。

    セリフがないにも関わらず、『レ・ミゼラブル Les Miserables』の世界観を見事に表現していると高評価を得ている作品です。

    まとめ

    今回はK-BALLET TOKYO、新国立劇場バレエ団、谷桃子バレエ団と三つのバレエ団の2024年公演を紹介しました。

    様々な個性豊かな公演が上演され日本のバレエのレベルの高さをうかがえます。

    2024年に引き続き、今年も魅力的な公演が上演予定となっておりますので、ぜひ劇場に足を運んでみてくださいね!!

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