BLOG

トゥシューズの魅力に迫る!あこがれのトゥシューズの歴史と文化

トゥシューズは、バレエの象徴ともいえる存在。
美しく繊細なその姿に、多くのバレエファンが魅了されます。
しかし、その裏側には職人の技やダンサーの努力、そして舞台での輝きが詰まっています。
本記事では、トゥシューズの基本から文化的背景、そして楽しみ方まで、バレエファンが知りたい情報をたっぷりお届けします。

トゥシューズとは?その美しさの秘密

トゥシューズとは、その名の通り「つま先で立つためにつくられた靴」です。
バレリーナはトゥシューズを履き、つま先立ちで踊ります。
光沢感のある生地で、つま先立ちをしたバレリーナの足元はとても美しいです。
ここではそんなトゥシューズの美しさの秘密に迫ります。

なぜトゥシューズはバレエの象徴とされるのか?

トゥシューズは、バレエと聞いて最初に思い浮かぶアイテムのひとつ。
その美しさはバレエそのものを象徴し、エレガンス軽やかさ、そして努力の結晶として多くの人を魅了します。
トゥシューズの淡いピンクや繊細なリボン、ポワント部分のフォルムなどは、バレエそのものを象徴する気品と美しさを持っています。

バレエダンサーにとってトゥシューズは特別!

ダンサーにとってトゥシューズはただの道具ではありません。
トゥシューズは、初心者がすぐに履けるものではなく、何年もの訓練を経て、足や体幹を強化し、ようやくトゥシューズを履いて踊ることができます。
何度も練習を重ね、自分の足と一体化するまでの過程で特別な絆が生まれます。
ダンサーにとってトゥシューズを履くことは努力の証で、特別な意味があるんですよ。

トゥシューズの構造

一見するとシンプルに見えるトゥシューズですが、その構造には細かな工夫が詰まっています。
つま先部分を「ボックス」といい、ダンサーがつま先で立てるように硬い構造になっています。
足裏のソールの部分には、アーチをサポートする「シャンク」という板状のものが入っています。
外側は光沢感のあるサテンの生地が使われていて、美しさと高級感が感じられます。

ダンサーがトゥシューズを履いて踊る理由

バレリーナが履いているトゥシューズは、18世紀に生まれたといわれています。
それまではなんとヒールでバレエを踊っていたそうです・・・!
妖精のような軽やかで幻想的な踊りを追求して、女性ダンサーがつま先立ちで、床から足が浮き上がって見えるような動きを作るために開発されました。
トゥシューズを履くことで、バレエの踊りの幅が広がり、さまざまな表現が可能になりました。
バレエの芸術にはトゥシューズが必要不可欠なのです。

トゥシューズの製作と歴史

トゥシューズは現代のバレエに欠かせないものです。
日頃トゥシューズを履いて踊っている人もトゥシューズがどのようにして作られているかは知らないのではないでしょうか?
ここではトゥシューズの歴史とともにトゥシューズの製作過程を見ていきましょう。

トゥシューズができるまで

トゥシューズは、熟練の職人が一足ずつ手作業で仕上げます。
硬いボックス、丈夫なシャンク、柔らかい布など、さまざまな素材を使用してトゥシューズは作られます。
ボックスを形作り、シャンクを用いてソールを作り、そこに布地を貼り付けていきます。
トゥシューズの製作過程を紹介した動画もあるので、興味のある方は見てみてください^^

初めてトゥシューズを履いたバレリーナは?

トゥシューズが登場するまでは、ヒールのある靴でバレエを踊っていました。
18世紀にパリオペラ座のマリー・カマルゴが初めてヒールを取って踊り、これがトゥシューズのもとになりました。
その後、19世紀に入り、アマリア・ブルニョリというダンサーが初めてつま先立ちで踊り、注目を浴びました。
その刺激を受け、マリー・タリオーニというダンサーが最初から最後までつま先立ちで踊る技法を披露しました。

時代ごとに進化したトゥシューズのデザイン

アマリア・ブルニョリがつま先立ちで踊った頃、当時のシューズはまだつま先部分が柔らかかったそうです。
つま先が硬くなったのは19世紀の終わりごろ。
イタリアの靴メーカーがシューズの先を硬くして立ちやすくしました。
トゥシューズが今のような形になったのは20世紀初頭ごろのことです。
つま先をさらに硬くし、さらにソール部分に皮を入れ、現在使われているトゥシューズになりました。

トゥシューズを楽しむ

バレエダンサーにとって特別なものであるトゥシューズ。
その可憐な見た目にはバレエをやっていない人も魅了されます。
最近では「バレエコア」の流行により、バレエをやっていない人の間でもバレエらしい服装やグッズが注目を浴びているんです。

トゥシューズをインテリアに?

バレエを象徴するトゥシューズは履くだけではなくインテリアにもなっちゃうんです!
新品のトゥシューズをそのまま置いてももちろん可愛いですし、トゥシューズのリボンを結んで壁にかけても可愛いです♪
また、トゥシューズの中に造花を入れたり、レースなどでデコレーションして飾っても可愛いですよ。
買ったけど足に合わず履かなかったトゥシューズを飾ったり観賞用にネットで安めのトゥシューズを買って可愛いインテリアにしてみてはいかがですか?

トゥシューズをモチーフにしたグッズ

キーホルダーやチャーム、ハンカチ、トートバッグなど、トゥシューズをモチーフにしたグッズはたくさんありますね!
特に最近の「バレエコア」ブームのおかげでトゥシューズをモチーフにしたグッズはますます増えています。
グッズを持っているとさりげなくバレエ愛を表現できますね。
このようなグッズはバレエをやっている人へのプレゼントとしてもおすすめですよ!

トゥシューズをテーマにしたアート作品

バレエをテーマにした写真や絵画にもトゥシューズは描かれています。
例えば、有名なバレエ画家エドガー・ドガの作品には、トゥシューズを履いたバレリーナたちが繊細に描いてあります。
ドガが描くバレリーナはとても美しく、チュチュの舞い方や指先・足先の美しさから躍動感が感じられます。
ドガは19世紀の画家ナノで、現代のトゥシューズや衣装との違いを楽しめるのも面白いですね。
このようなアート作品でもトゥシューズを楽しむことができます。

まとめ

いかがでしたか?
今回はトゥシューズについてお話ししました。
トゥシューズには、美しさだけでなく、努力や情熱、そしてバレエ文化そのものが詰まっています。
この小さな靴に込められた物語を知ることで、バレエがもっと特別なものに感じられるはずです。
ぜひみなさんもトゥシューズの世界をのぞいてみてください!

関連記事

バレエKnow 記事一覧

ページ上部へ戻る