バレエ衣装
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7.182025
バレエの衣装はサイズ調整できる!?ムシの作り方を徹底解説!!
バレエの衣装はバレエの舞台の必須アイテムですよね!
衣装を着て舞台に立つことに憧れている方も多いでしょう。
バレエの衣装はサイズを測り自分のサイズに合ったものを着るものですが、時にはサイズを測った時より大きかったり小さかったりすることもあります。
そういった時には〝ムシ〟を作ることでサイズ調整が可能なんです。
今回は、〝ムシ〟について、〝ムシ〟で調整できる衣装についてや実際の作り方について紹介します。
衣装のサイズ調整が必要な方は参考にしてみてくださいね!
バレエ衣装はサイズ調整が可能!〝ムシ〟ってなに?
衣装を正しい状態で着てみた際に大きかったり、小さかったりすることはよくあります。
バレエの衣装は一見、サイズの調整ができなさそうですが実は〝ムシ〟を作ることで調整が可能なんです!
バレエ衣装のサイズ調整に必須の〝ムシ〟について紹介します!!
〝ムシ〟とは
バレエの衣装はボディス部分の背中にホックとループという糸を縫いとめたものがついています。
このループ部分を〝ムシ〟と呼びます。
貸衣装の場合はもともと衣装についていることも多いですが、自分のサイズに合わないことも・・。
そういった時はムシの位置を縫い直す必要があります。
自分のサイズに合わせてムシの位置を調整することで、体のラインがキレイに見え、踊りやすくなります。
一度、サイズを調整しても本番直前に直しが必要になることもあるので、衣装を扱う場合はムシの作り方を知っておく必要があるでしょう。
〝ムシ〟でサイズ調整できる衣装
上記で紹介した〝ムシ〟はホックがあるものであれば、基本的にどの衣装でも取り付けることができます。
具体的にはチュチュや男性衣装の背中部分やパンツのウエストといったホックがある衣装には取り付けが可能です。
実際に〝ムシ〟を作ってみよう!〝ムシ〟の作り方について
実際に〝ムシ〟を作る際に必要なものや作り方を紹介します!
衣装のサイズ調整が必要な方は参考にしてみてくださいね。
〝ムシ〟作りに必要なもの
〝ムシ〟を作る際に必要なものを用意していきましょう!
ムシ作りに必要なものは下記の通りです。
- ・針
太めの糸が通りやすいものが使いやすいです。
- ・糸
決まった専用の糸はありませんが、細いよりは太い糸の方が作業がしやすいです。
また、ムシが目立たないよう衣装に似た色を使用します。
〝ムシ〟作りに適した針や衣装の色に合った糸など、すぐに手に入らない場合もあるので時間に余裕を持っての準備がおすすめです。
〝ムシ〟の作り方
材料が揃ったら実際に〝ムシ〟を作ってみましょう!!
〝ムシ〟の作り方は下記の通りです。
- 本取りした針で、生地の裏側から通して上下に針を差し込み土台を2本作ります。
- 土台になった糸の隙間に針を通したあと、残っている糸の輪に針を通し2本の土台に巻き付くように作ります。
- その作業を上まで繰り返します。
- 上まできたら、針を生地の裏側に通して玉留めします。
バレエを習っていて舞台に立つ機会が多くなると衣装のサイズ調整のため〝ムシ〟を作る機会も多くなります。
機会が多いと、ムシ作りにもすぐに慣れていきそうですね。
よりわかりやすい!〝ムシ〟作り参考動画
〝ムシ〟の作り方の参考動画はたくさんあります。
動画で見た方がわかりやすいという方は参考にしてみてくださいね!!
〝ムシ〟作り参考動画①
バレエの衣装レンタルを行なっているアトリエヨシノがわかりやすい〝ムシ〟の作り方の参考動画をあげてくれています!
〝ムシ〟作り参考動画②
バレエスタジオの「Angel R」が解説する〝ムシ〟の作り方の参考動画。
よりわかりやすく簡単に〝ムシ〟を作る方法を解説しています。
〝ムシ〟作り参考動画③
バレエ衣装作家の藤平由紀さんが解説する〝ムシ〟の作り方の参考動画です。
〝ムシ〟についてだけでなく糸通しのコツや玉結びの仕方なども詳しく解説してくれています。
素早く作れる!〝ムシ〟作りのお助けグッズ!
慣れれば簡単な〝ムシ〟作りですが、急いでいる場合や慣れていない時は作るのに時間がかかってしまうことも・・。
そういった場合に、〝ムシ〟作りが簡単にできるお助けグッズも。
〝ムシ〟作りが簡単にできるお助けグッズについて紹介します!!
〝ムシ〟作りに役立つグッズ
〝ムシ〟は基本的に針と糸があれば作ることができますが、最近は〝ムシ〟を作るためのお助けグッズもあります。
お助けグッズを使用して〝ムシ〟を作ることでより、簡単に強度の高い〝ムシ〟を作ることができますよ。
「ムシ作り革命」について
「ムシ作り革命」は〝ムシ〟サイズの小さいプラスチックのプレートです。
このプレートを衣装に置いて糸を縫い留めることで〝ムシ〟のサイズを一定の大きさで早く作ることができます。
また、早く作ることができるだけでなく「ムシ作り革命」を使用しない〝ムシ〟に比べて約1.5倍の強度があり激しい動きにも耐えられる造りとなっています。
カラー展開:透明タイプと濃い衣装用のダークグレータイプ
お値段:12個入り750円 90個入り4,800円 180個入7,900円
Amazon.co.jp: (12個入り, 透明クリア) ルーポン ムシ作り革命 Loopon バレエ 衣裳 衣装 のムシ/ループ 衣類用 雌ホック 前カン マエカン 鍵ホック カギホック
まとめ
バレエ衣装のサイズ調整は頻繁に起こります。
本番当日にも〝ムシ〟を作って調整することもあり得ますので、〝ムシ〟作りに必要な針や衣装の色に合った糸は常備しておくと良いでしょう。
初めは、時間がかかったり難しい〝ムシ〟ですが、慣れてくると素早く簡単にできるようになります。
お助けグッズもかなり役に立ちますので、〝ムシ〟が難しい場合は使ってみてくださいね。
ぴったりサイズの合った衣装で舞台で輝きましょう!!
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7.92025
【バレエ衣装】レンタルの流れって?レンタルとオーダーはどっちがいいの?
バレエの発表会で衣装をレンタルすることはよくあります。
バレエの衣装はとても高価なものですから、借りるときはとても緊張しますよね。
特に初めてのレンタルはわからないことだらけです。
そこで今回は、バレエ衣装レンタルの流れや、注意点についてご紹介します。初めての衣装レンタル!衣装の扱い方
バレエの衣装は高価なもの。
レンタルをするときは不安なことも多いですよね。
ここでは、初めて衣装をレンタルする方でも安心して衣装を扱えるように、衣装の扱い方についてお話しします。用意しておくもの
・衣装バッグ
お教室から衣装を借りて家まで持って帰る際や、発表会当日やリハーサル時の持ち運びに使用する衣装バッグを用意しましょう。
衣装バッグは、バレエ用品店で簡単に手に入れることができますし、大きめの手提げバッグなどでも良いでしょう。
大切な衣装を汚さない・傷つけないために、衣装は必ず袋に入れて持ち運びましょう。
・ハンガー
衣装を持ち帰り、衣装バッグに入れたまま保管していると衣装が型崩れしたりしわになってしまったりします。
自宅に持ち帰ったら、すぐにハンガーにかけて保管できるように、あらかじめ用意しておきましょう。
ハンガーは普通のハンガーでも良いのですが、長時間ハンガーにつるすと肩紐が伸びてしまうことがあるので、パンツやスカート用のピンチタイプのハンガーを用意することをおすすめします。
・アクセサリー用のケース
衣装と一緒にティアラなどの髪飾りも借りることがあります。
そういう場合は、髪飾りを入れるためのケースも用意しましょう。
100円ショップなどで売っているプラスチックのCDケースをアクセサリーケースとして使用している人が多いみたいですよ!自宅での保管方法
衣装を自宅に持ち帰ったら、ハンガーにかけて暗所で保管しましょう。
ただ、クラシックチュチュはハンガーでかけると重みでチュチュが下がってきてしまいます。
できれば床などの平らな場所で保管すると良いでしょう。
小さな子どもがいる家庭では、子どもの手の届かないところで保管しましょう。
また、ペットや食べ物などのにおい移りにも気をつけて保管してください。保護者がやること
衣装を受け取ったら、まずサイズを調節しましょう。
体にぴったりフィットさせて着るために、「ムシ」と呼ばれるホックをひっかける部分をつけて調節します。
バレエの衣装にはホックがついているのですが、そのホックを受けるループのことを「ムシ」と呼びます。
ホックを体にフィットする位置で止めるために、ムシを作る必要があります。
ムシの作り方については、こちらの動画が参考になりますよ♪
また、発表会では他の子のお母さんに衣装を着せてもらったり、他の子と一緒に荷物を置いたりするため、衣装に名札をつけましょう。
借りている衣装なので、衣装に直接名前を書いたり、アイロンなどで接着するのはもちろんいけません。
縫い付け用のゼッケン布などに名前を書き、衣装の内側に縫い付けましょう。
衣装を着せてくれる人に見えやすいように、ムシやホックの近くなどに縫うと良いでしょう。レンタルとオーダー、どっちがいい?
コンクールに出るようになると、衣装をオーダーする人も増えますよね。
ではレンタルとオーダーはどちらがいいのでしょうか?レンタルのメリット
レンタルの最大のメリットは、オーダーに比べて安価な値段で衣装を着ることができる点です。
オーダーの場合、少なくとも数万円はかかりますが、レンタルだと1回数千円から借りることができます。
高くても2万円弱ほどで衣装を借りられるため、頻繁に衣装を着ない人はレンタルのほうがお得かもしれません。
また、種類もたくさんあるため、発表会やコンクールの演目に合わせていろんな衣装を着ることができます。
成長が早い子どもの場合は、その時の体に合わせてサイズを選べるのもいいですね。レンタルのデメリット
レンタルのデメリットは、衣装の扱いにとても気を遣うことです。
自分のものではないため、汚れや破損などに自分の持ち物よりもさらに気を遣わなければなりません。
また、レンタルの場合は自分の体にぴったり合う衣装があるとは限りません。
ムシなどでサイズ調節をする人が多くいると思います。
自分の体にぴったりフィットする衣装を着たい!という場合はオーダーのほうがいいかもしれません。オーダーのメリット
オーダーのメリットは、自分にぴったりの衣装を着ることができる点です。
コンクールにたくさん出る場合、毎回レンタルしてサイズ調節をするのはなかなか大変ですよね。
オーダーの場合は採寸をしてぴったりフィットする衣装を作ってもらえるので、サイズ調節をする必要がありません。
また、デコレーションや衣装の色など、演目に合わせつつも自分好みの衣装にできるため、こだわりが強い人はオーダーがいいかもしれません♪オーダーのデメリット
オーダーのデメリットは費用が高い点です。
安くても数万円、相場は10~十数万円ほどと言われています。
演目に合わせた衣装が必要になるため、毎回オーダーしているとその分費用がかさみます。
また、子どもの場合は成長によってサイズアウトしやすいので、衣装を着られる期間が短くなってしまうこともあります。レンタルとオーダー、どちらを選ぶ?
コンクールには出ず、発表会のみの場合や、頻繁にコンクールに出ない場合などは、レンタル衣装でも良いでしょう。
逆に、コンクールにたくさん出場していたり、コンクールの演目を決めていて同じ衣装を長く着る予定の場合などはオーダーでぴったりの衣装を手に入れるのもいいかもしれません。
どちらも一長一短なので、それぞれのメリットとデメリットを吟味したり、お教室の先生や周りの保護者に相談したりして決めてみてください^^衣装レンタルの注意点
衣装を借りるときは、衣装の破損や紛失など気を付けることがたくさんあります。
ここでは衣装レンタルの注意点についてお話しします。着る前に衣装の状態を確認しておこう
衣装を受け取ったら、着る前に衣装の状態を確認しましょう。
衣装を着た後に汚れや破損があった場合、それが自分が破損してしまったものなのかどうかを確認するためです。
もしももとから汚れや破損があった場合には、写真に撮っておくと安心です。
また、もとから破損があった場合は、一度お教室の先生に伝えておくとさらに安心ですね。丁寧に取り扱おう
当たり前ですが、借り物なので丁寧に扱わなければなりません。
保護者が丁寧に扱うだけでなく、衣装を着る子ども本人にも大切な衣装であることを教えましょう。
小さい子は借り物だなどとはわからないため、衣装を着ているときにしてはいけないことなどを決めると良いでしょう。
お教室ごとに衣装の約束事が決まっていることもありますが、ご家庭でも約束事を決めておくことも大切です。
例えば、「衣装を着ているときはご飯やお菓子を食べない」「衣装を一人で着たり脱いだりしない」「衣装を着たまま床に座らない」など、衣装を汚したり破損しないための約束事を作っておくといいかもしれません。試着をしてサイズを合わせよう
衣装を受け取ったらなるべく早くサイズ調節をしましょう。
レンタルの場合、ぴったりのサイズで着られることはそう多くありません。
発表会やコンクール前はなにかと忙しいので、余裕のある時にあらかじめサイズを合わせておくと安心です。
また、万が一サイズが合わなかった場合、着用日までに交換できる場合もあるので、早めに準備しましょう。レンタル期間や返却方法を確認しておこう
レンタルの場合、返却期限が定められていることがほとんどです。
返却が遅れると先生に迷惑がかかったり、場合によっては延滞料がかかることもあります。
また、どのように返却するかも確認しておきましょう。
教室によっては、発表会後に衣装を返却する日を設けているところもあるようです。
教室からのアナウンスを確認して、遅れずに返却できるようにしましょう。万が一の対応を確認しておこう
万が一、衣装を汚してしまったり破損してしまったりした場合の対応を確認しておきましょう。
本番前に衣装を破損してしまった場合、一度返却してお直しをしてくれる場合もあります。
また、破損や汚れの場合、追加で修繕費やクリーニング代がかかることもあるので、事前にお教室の先生などに確認しておくと安心です。まとめ
いかがでしたか?
今回はレンタル衣装についてお話ししました。
みなさんの不安や疑問が少しでも解消されていればうれしいです♪
すてきな衣装を身にまとって、舞台上でとびきり輝けますように☆ -
7.82025
何を着て踊るの?男性バレエダンサーの衣装を徹底解説!!
初めてバレエの公演を観た方の中には、男性バレエダンサーは舞台でなぜタイツを履くのか?気になった方は多いでしょう。
意外と奥が深い男性バレエダンサーの衣装について紹介していきます!
バレエの公演を観て男性バレエダンサーの衣装が気になっていたという方はチェックしてみてくださいね!!
男性バレエダンサーはどんな衣装を着るの?タイツ着用の理由も解明!
男性のバレエダンサーといえばタイツを履いているイメージが強いですよね。
男性用の舞台衣装はどのようになっているのか、タイツ着用の理由についてチェックしていきましょう!!
男性バレエダンサーの衣装について
女性バレエダンサーの衣装といえばチュチュですが、男性バレエダンサーの場合は短いトップスにタイツが定番の舞台衣装です。
演目や役柄によって舞台衣装は異なり、意外とバリエーションが豊かです。タイツのカラーはトップスとコーディネートされ、トップスに合ったカラーが着用されています。
タイツを着用する理由
男性バレエダンサーといえばタイツですよね。
男性バレエダンサーの衣装にタイツが定着した大きな理由は「動きやすい」ことと「足さばきを美しく魅せられる」ことです。
バレエの生みの親であるルイ14世の時代には、高貴な身分の男性はタイツに短いズボンをはいていました。
また、それ以前のルネッサンス期のイタリアではバレエの王子の衣装のような、短い上着にピタッとしたタイツのようなものをはいていたこともあり、バレエでは短い上着ぎにタイツという舞台衣装のスタイルが定着したとともいわれています。
男性バレエダンサーは何を履いて踊る?
女性バレエダンサーはトゥシューズを履いて踊ることは有名ですが、男性はどうでしょうか?
バレエの舞台で男性バレエダンサーが履いているシューズについて紹介します。
男性バレエダンサーは何を履いて踊るのか
女性のバレエダンサーはトゥシューズを履いて踊りますが、男性バレエダンサーの場合はバレエシューズを履いて踊ります。
基本的に衣装のタイツと同じ色の白や黒といったカラーのバレエシューズで舞台に立つことが多いです。
タイツのカラーによっては舞台用に特別に用意することもあるので、バレエシューズも衣装の中の一つのような役割を果たしています。
男性バレエダンサーがトゥシューズを履いて踊る演目
基本的に男性バレエダンサーは舞台でバレエシューズを履いて踊りますが、中には例外的な演目もあります。
男性バレエダンサーがトゥシューズを履いて踊る演目についてチェックしていきましょう!
『シンデレラ』の義母役
バレエ演目『シンデレラ』では意地悪なシンデレラの義母が登場しますが、男性バレエダンサーがトゥシューズを履いて演じることもあります。
コミカルな演技をして踊るので会場で笑いが起きたり、シンデレラの義母役のシーンを楽しみにしている方も多いです。
『シンデレラ』の見所の一つといっても過言ではないでしょう。
『眠れる森の美女』のカラボス役
『眠れる森の美女』のカラボスはプリンセス オーロラに呪いをかける悪役です。
女性が演じることもありますが、バレエ団や演出によっては男性バレエダンサーが演じることもあります。
カラボス役の方が美人だなと思っていたら男性だったということも、まれにあるようです(笑)
演目・役柄別男性バレエダンサーの衣装の特徴
男性バレエダンサーの衣装は役柄によって異なります。
役柄によってどのような衣装を着用するのか詳しくみていきましょう!!
王子役
バレエの演目で男性バレエダンサーが演じる役で多いのが王子役です。
王子が登場する演目や衣装の特徴について紹介します!
王子が登場する演目
世界三大バレエの『白鳥の湖』、『眠れる森の美女』、『くるみ割り人形』に王子が登場する他、『シンデレラ』にも登場します。
王子役衣装の特徴
王子は貴族であるため、ゴールドの刺繍が入ったものや首元にフリルやリボンがついた豪華なトップスの衣装を着ることが多いです。
また、タイツのカラーも白が定番となっており
※バレエ団や演目によって異なる場合があります。
村人役
王子役の次に多いのが村人役です。
村人が登場する演目や衣装の特徴について紹介します!
村人が登場する演目
村人といっても『ドン・キホーテ』のバジルや『ジゼル』のアルブレヒト(実は貴族)といった主役を演じる村人役もあります。
村人役衣装の特徴
村人役の衣装のトップスはブラウスにベスト、トップスに合ったカラーのタイツであることが多いです。
貴族である王子よりは豪華ではないかもしれませんが、ベストにベロア生地が使用されているなどバレエの舞台らしい上品で華やかです。
『ドン・キホーテ』のバジル役は舞台がスペインなので闘牛士のようなイメージの衣装となっています。
タイツのカラーは茶色や緑といったものが村人役が着用するもので多いです。
海賊役
男性バレエダンサーが多く登場しメインで活躍する演目『海賊』。
海賊が登場する演目や衣装の特徴について紹介します!
海賊が登場する演目
『海賊』はバレエ作品では珍しくオリエンタルな雰囲気をまとっています。
そのため衣装も他の演目とは異なり、短いトップスにタイツ姿とは異なる場合が多いです。
海賊役衣装の特徴
海賊役衣装の最大の特徴はタイツではなく、パンツスタイルであることです。
また、トップスはなしか、素肌にベストといったワイルドな雰囲気であることが多いです。
頭飾りに羽がついているのも海賊役の衣装の特徴です。
まとめ
男性バレエダンサーの衣装といえばタイツというイメージでしたが、多くのバリエーションがあり役柄の特徴を表現していることがわかりますね。
上演するバレエ団や演出によっても個性が出るバレエの舞台衣装。
バレエの舞台を観る際は男性バレエダンサーの衣装にも注目してみてくださいね!!
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6.302025
バレエといえばチュチュ!バレエの衣装について知ろう!
バレエの舞台に立つ際の必需品である衣装。
バレエの衣装を着るために練習を頑張っているという方も多いでしょう。
今回はバレエの衣装の種類や着方、持ち運び方などを紹介します。
初めて舞台に立つ方は参考にしてみてくださいね!
バレエの衣装について
バレエの衣装が「チュチュ」と呼ばれていることは知っている方も多いですよね。
実は「チュチュ」には6種類あり、チュチュ以外にもバレエの衣装があるんです。
バレエで着る衣装は演目や役柄によって異なります。
チュチュについてや、バレエ衣装の種類について紹介します。
バレエの衣装の種類
バレエの衣裳には下記のようなものがあります。
それぞれの衣装を具体的に紹介していきますので、衣装選びの参考にしてくださいね!
ロマンティック・チュチュ
ベル型のバレエチュチュです。
生地はチュールで作られており、くるぶしのあたりまである長い裾丈が特徴です。
ふわふわと柔らかい衣装なので妖精といった軽さを強調したい役に着用されます。
主な着用演目
『ラ・シルフィード』『ジゼル』
クラシック・チュチュ
ハリのある硬めのチュール生地で作られています。
スカート部分が水平に広がり、丈が短いのが特徴です。
足の動きが見えやすく、『白鳥の湖』では白鳥と黒鳥が着用しテクニックを披露します。
主な着用演目
『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『パキータ』
パンケーキ・チュチュ
平らなパンケーキ型で、横へまっすぐに広がっていて丈の短いチュチュです。
ワイヤー・フープといくつものタッキングを用いて硬さを保つように作られているという特徴があります。
主な着用演目
『白鳥の湖』
ベル・チュチュ
クラシック・チュチュの一種でベル型のチュチュです。
丈はロマンティック・チュチュよりも短くパンケーキ・チュチュよりも長いです。
印象派の画家であるドガはこのベル・チュチュを着たバレリーナの絵をよく描いています。
主な着用演目
『ジゼル』『ラ・シルフィード』
オペラ・チュチュ
ロマンティック・チュチュとクラシック・チュチュの中間くらいの丈の長さが特徴的です。
『くるみ割り人形』のキャンディボンボンの踊りで着用されることが多いです。
主な着用演目
『くるみ割り人形』『シンデレラ』
ブラッター・チュチュ
パンケーキ・チュチュと似ていますが、トップ部分にストレッチ性があり体にフィットしフラットになっているのが特徴です。
主な着用演目
『エスメラルダ』『ライモンダ』
ジョーゼット
ジョーゼット素材で作られ、薄手で軽いという特徴があります。
裾丈が長いチュニックやワンピース型の衣装です。
透け感があって体のラインがわかるようなデザインです。
大人が着るイメージがありますが、『ドン・キホーテ』のキューピットの衣装もジョーゼットです。
主な着用演目
『ロミオとジュリエット』『くるみ割り人形(クララ)』『ドン・キホーテ(キューピット)』『海賊』
バレエの衣装チュチュについて
チュチュ(フランス語: tutu)は、主に古典バレエにおいて着用されるスカート状の舞台衣装です。
バレエチュチュは3つのパーツから作られています。
・ボディス:胴体部分のパーツ
・バスク:ボディスとスカート部分を繋いでいるパーツ
・スカート:バスクから大きく広がりチュチュ全体の形を作り出します
ボディスを省略したバスクとスカートのパーツだけのものをチュチュボンやボンと呼びます。
これらは練習用のチュチュでレオタードの上から着用します。
踊り込みが必要な場合はチュチュボンを購入し練習することもありますが、小さいお子さんの場合は本番用の衣装(チュチュ)をリハーサルと本番のみ着用することがほとんどです。
バレエの衣装の用意の仕方
バレエの衣装は教室の先生が用意してくださることが多いです。
小さい子の場合はサイズが毎年変わるため購入することは少なく、レンタルしたり教室が持っている衣装を着ることも。
中・高生といった大きい子の場合はコンクールに出場する機会があるなど衣装の着用頻度が高い際は購入することもあります。
バレエの衣装をレンタルする場合
バレエの衣装をレンタルする場合は、バレエ衣装専門店に依頼します。
衣装のレンタルは購入よりも費用を抑えることができます。
下記のような衣装レンタルショップがあります。参考にしてみてくださいね。
バレエの衣装を購入する場合
バレエの衣装を購入する場合はレンタルよりも費用がかかりますが、オーダーメイドとなるため自身にぴったりのサイズを作ることができます。
また、オーダーメイドには1から自身でデザイン画から作るフルオーダーと既存の衣装に飾りなどをカスタマイズしていくセミオーダーがあります。
オーダーメイドがいいけれど費用を抑えたい場合は、セミオーダーをオススメします。
- バレエ衣装のオーダー・レンタル・販売 (チャコットではレンタルもオーダーも行なっています)
バレエの衣装の着方
バレエの衣装を着る際に必要なものは下記の通りです。
※着る順番に書いています。
1,アンダーショーツ
普段のレッスンでは普通のパンツを履いているというお子さまも多いですが、衣装を着る際はショーツがはみ出しにくく透けにくいアンダーショーツがオススメです。
2,ボディファンデーション
小さいお子さまの場合、素肌にそのまま衣装を着ることも多いです。
しかし、衣装は洗濯できないことからボディファンデーションを着ることをオススメします。
また、衣装の裏地が直にあたるのが嫌な方も着用するとチクチクが軽減されるのでオススメです。
3,タイツ
普段履いているものと同じでも大丈夫ですが、本番用に新品を用意することをオススメします。
バレエタイツは消耗品なので、練習用と本番用の2枚あると安心ですね。
4,ステージショーツ
衣装にショーツ部分が付いていない場合にタイツの上から履きます。
これらのアイテムは先生がまとめて購入してくださる場合もありますが、個人で購入する場合もあります。
個人で購入する場合は、上記のことを参考にバレエショップで購入してみてくださいね。
バレエの衣装の持ち運び方
バレエの衣装は繊細なつくりとなっています。
そして、かさばるので持ち運びの際はきちんとたたんで持ち歩く必要があります。
ここでは衣装のたたみ方と持ち運び方について紹介します。
バレエの衣装のたたみ方
クラシック・チュチュの場合
- ボディ部分のホックをはずし、内側から裏返しになるようにショーツ部分を持ちあげます。
- 飾りなどが引っかからないようていねいに、ボディ部分を裏返しにしスカート部分にかぶせます。
- スカート部分がボディ部分の中に収まったらホックを留めていきます。
この方法はコンパクトにたたむことができますが、そのまま長時間放っておくとシワになったりスカートが下がってきてしまいます。
家や会場に着いたらすぐに広げましょう。
ロマンティック・チュチュの場合も同じたたみ方で二つ折りにたためます。
クラシック・チュチュと同様に家や会場に着いたらすぐに広げましょう
バレエの衣装の運び方
前述の通り衣装をたたんだらバレエ専用の衣装袋に入れて持ち運ぶのがオススメです。
衣装袋にはマチ付きや巾着タイプがあり、2,000円から3,000円くらいで購入できます。
中には大きめのバックや袋を利用したり、自身で衣装袋を作る方もいらっしゃいます。
※上部が閉まるものがオススメです。
まとめ
バレエの衣装を着ることもバレエを踊る楽しみの1つですね。
様々な役柄を踊ることで様々な衣装を着ることができます。
みなさんが憧れの衣装を着られるよう願っております。
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