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『わかっているようでわかっていないアームスの動かし方』

こんにちは。講師のれいらです。

バレエは脚捌きやテクニックも大切ですが、腕の動きの表現力が重要です。

バレエは声を出して会話する表現ではなく、手を使ってマイムします。

腕の動きが綺麗に出来るだけで、他の人とは違う魅力が生まれます。

腕はアン・バ、アン・ナバン、アン・オー、ア・ラ・スゴンドの4つのポジションがあります。

そのほかに良く使うのがアロンジェです。

アロンジェは手の平が下を向くポジションで、アン・ナバンとア・ラ・スゴンドのポジションでよく行われます。

この全てのポジションを美しく通過していくのが大事です。

腕を下にするアン・バから、前にするアン・ナバンへの軌跡を上手に描けないと言う方は、肩甲骨の使い方を意識してください。

肩甲骨の使い方を間違えてしまうと、腕の軌跡は上手に描けません。

アン・バから腕を遠くにしながらアン・ナバンまで持っていくのは間違ったやり方です。アン・ナバンを長くすると、腕が肩から抜けて、上半身のラインが崩れます。肩は前にせずに、腕だけを動かすようにします。

しかし、腕を前にしようとすると、どうしても肩が釣られて動きます。腕を前にするときは、肩を少し後に引っ張るつもりで動かすといいと思います。そうすれば腕と肩の均整が取れて上手に動かす事が出来ます。

意外と難しいアロンジェはアラベスクや、ポール・ド・ブラで腕をア・ラ・スゴンドに通すときに使います。

アロンジェは肘と手の平が下を向くポジションです。アロンジェで大事なのは、肘を動かさずに、肘から下だけを回して手の平を下に向けることです。ポール・ド・ブラを行うときに、アロンジェの肘を大げさに上げるのは間違いです。大げさに動かすとバサバサしてしまい、美しく見えないので気をつけて動かしてください。

また、腕を上にするアン・オーから横のア・ラ・スゴンドに下げるとき、肘から下ろすのは間違いです。肘が後になるように下ろし、ア・ラ・スゴンドのところでアロンジェを通し、そのままアン・バに下ろします。

肘から下ろそうとすると、肘が大きく曲がって腕のラインが美しくなりません。肘で腕全体を支えるような感覚で腕を動かすといいと思います。

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