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手(アームス)のポジションを覚えるコツ

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手(アームス)のポジションを覚えるコツ

「バレエの手(アームス)のポジションがなかなか覚えられなくて…」

こんなお悩みを持つバレエ初心者さん、いらっしゃいませんか?

そもそも、 手(アームス)のポジションっていくつある?

バレエで使われる足のポジションは、基本的には1番~5番の5つです。

では、手のポジションはいくつあるのでしょうか?

実は、手のポジションは足と違い、流派や国によって色々あります。

日本で現在広く学ばれているバレエは、「チェケッティ派(イタリア派)」や「ワガノワ派(ロシア派)」、「RAD」などの多くの流派が混在したものとなっています。

ワガノワ派では、手のポジションはプレパレーション(準備)と1番~3番となっていますが、RADではブラ・バ(プレパレーション)と1番~5番となっています。

プロのダンサーや教師でも、全員が全ての流派の腕のポジションを理解しきれているかどうかは分からないくらいです。

日本ではどんなふうに説明されているの?

このように流派や国によっての違いがあるため、番号で呼ぶと分からなくなってしまいそうな手のポジション。

日本では、どのように説明されているのでしょうか?

日本では分かりやすくするために、手のポジションを番号ではなく、名前で呼んでいることが多いです。

例えば、ワガノワ派やRADでは「準備」と呼ばれているポジションは「アン・バ(下に)」、その手をみぞおちの前まで上げたポジションは「アン・ナバン」、そこからおでこの上まで手を上げれば「アン・オー」、そして両手を横に広げて「アラスゴンド」という風に。

・アンバー ・アンナバン
・アンオー ・アラスゴンド

どうやって覚えたらいい?

では、これらのポジションはどのようにして覚えていけばいいのでしょうか?

私の経験では、これは手と腕が下から自分の前を通って、上に上がってから開いて横に伸び、また下で集まる…と覚えるのが分かりやすかったです。

バレエ教室によっては、手のポジションの運びを身に付けるために、ポール・ド・ブラ(腕の動き)のエクササイズを単独で行うところもあります。

まとめ

バレエでは、アームスは足のポジションやポーズと同じか、それ以上に重用なものです。
アンナ・パブロワが踊り有名になった「瀕死の白鳥」のように、振り付けのほとんどがアームスの動きメインの作品もあるくらいです。
アームスのポジションへの理解が深まれば、バレエのレッスンも一層楽しくなるでしょう。

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